大手合成繊維メーカー「帝人」、昔の社名わかる?

2024/04/04 16:00

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衣料用の繊維のほか、自動車や航空機にも使われている高機能繊維を手がける、帝人 <3401> 。1971年に開発されたメタ系アラミド繊維“コーネックス”は、400℃以上の耐熱性を持つ高機能素材で、消防服などに使われています。そんな同社の昔の社名、知っていますか? レーヨンの国産化のため創業 同社は1918年、

衣料用の繊維のほか、自動車や航空機にも使われている高機能繊維を手がける、帝人 <3401> 。1971年に開発されたメタ系アラミド繊維“コーネックス”は、400℃以上の耐熱性を持つ高機能素材で、消防服などに使われています。そんな同社の昔の社名、知っていますか?

レーヨンの国産化のため創業

同社は1918年、総合総社鈴木商店の大番頭・金子直吉氏、研究者の久村清太氏、秦逸三氏らにより設立されました。3人は、1904年からレーヨンの国産化のための研究を重ね、安定的に生産できる技術を確立したことから、同社を起業したそうです。

その後、第一次世界大戦へ突入し、軍需景気の高まりや、糸質や加工技術の工場によりレーヨンの需要は拡大し、日本のレーヨン糸の生産量は世界第1位となりました。

1948年からは合成繊維の研究を開始し、1955年に塩化ビニル繊維“テビロン”の開発に成功。テビロンは衣料品や生活用品などに使われ、その技術面の高さから、第5回大河内記念賞や恩賜発明賞を受賞しました。

そんな同社のもともとの社名は「帝国人造絹糸株式会社」。1962年に現在の社名である帝人株式会社へ変更し、2003年からブランドロゴを「TEIJIN」としています。

文/編集・dメニューマネー編集部