「月桂冠」、昔の社名は何だった?

2024/04/06 11:00

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日本酒を中心に製造している酒造メーカー、月桂冠。江戸時代初期に創業した歴史ある企業です。同社の昔の社名、答えられますか? 月桂冠の由来とは…… 月桂冠は、スポーツ競技の勝者に授与される、月桂樹でつくった冠のことをいい、勝利と栄光のシンボルです。11代当主の大倉恒吉氏が、“京都・伏見の酒をナンバーワンにしてみせる”との思

日本酒を中心に製造している酒造メーカー、月桂冠。江戸時代初期に創業した歴史ある企業です。同社の昔の社名、答えられますか?

月桂冠の由来とは……

月桂冠は、スポーツ競技の勝者に授与される、月桂樹でつくった冠のことをいい、勝利と栄光のシンボルです。11代当主の大倉恒吉氏が、“京都・伏見の酒をナンバーワンにしてみせる”との思いから名づけたそうです。

同社の創業は、1637年。初代・大倉治右衛門氏が、京都で酒屋を開業したことがはじまりです。当時は「笠置屋」という名前でした。

大倉恒吉氏が11代当主を継いだのは1886年でのことで、当時はまだ13歳でした。恒吉氏は、酒の数量である醸造高を500石から5万石にするほど、事業を大きく拡大させました。1905年には、“月桂冠”を商標登録しています。さらには、1911年に新しい技術の導入を行い、樽詰めが主流だった時代に防腐剤なしのビン詰め清酒を生み出しました。

社名は1927年に法人化し、株式会社大倉恒吉商店を設立。1944年に大倉酒造株式会社へ社名変更し、1987年の会社創立60周年を機に、社名を現在の月桂冠株式会社へ再変更しています。

文/編集・dメニューマネー編集部