目薬の製造・販売で知られる、参天製薬 <4536> 。俳優の織田裕二さんが同社の目薬をさした後に“キターッ!”と叫ぶCMを、いま40代、50代以上の人なら覚えている人もいることでしょう。そんな参天製薬の昔の社名、何かわかりますか? 創業の地は大阪 参天製薬の設立は1890年、田口謙吉氏が大阪で「田口参天堂」
目薬の製造・販売で知られる、参天製薬 <4536> 。俳優の織田裕二さんが同社の目薬をさした後に“キターッ!”と叫ぶCMを、いま40代、50代以上の人なら覚えている人もいることでしょう。そんな参天製薬の昔の社名、何かわかりますか?
創業の地は大阪
参天製薬の設立は1890年、田口謙吉氏が大阪で「田口参天堂」を開業したことがはじまりです。当時は、“ヘブリン丸”というかぜ薬を中心に販売していました。
目薬を手がけ始めたのは、1899年からでした。明治初期の日本では眼病の人が多く、目薬のニーズが高まったことから“大学目薬”を発売。“世の進むに従い、目薬にもこんな立派なものができました”という宣伝コピーと、パッケージに描かれた、権威ある大学教授のような印象のヒゲとメガネの博士のキャラクターの効果もあり、大ヒットしたそうです。発売から100年以上経った現在も販売されており、日本で一番のロングセラー目薬となりました。
同社の社名は、1925年に改組し、参天堂株式会社を設立。1945年に参天堂製薬株式会社へ社名を変更し、1958年に現在の参天製薬株式会社へ再変更されました。
文/編集・dメニューマネー編集部