エスエス製薬は、鎮痛薬「イブ」や便秘薬「スルーラック」などを手がける、医薬品メーカーです。同社の昔の社名、一体何だったのでしょうか? 創業は江戸時代 同社のマスコットキャラクターのうさぎの“ピョンちゃん”は1952年、因幡の白うさぎの神話にちなんで誕生。これまでに何度かリニューアルされており、現在は9代目だそうです。
エスエス製薬は、鎮痛薬「イブ」や便秘薬「スルーラック」などを手がける、医薬品メーカーです。同社の昔の社名、一体何だったのでしょうか?
創業は江戸時代
同社のマスコットキャラクターのうさぎの“ピョンちゃん”は1952年、因幡の白うさぎの神話にちなんで誕生。これまでに何度かリニューアルされており、現在は9代目だそうです。
エスエス製薬の源流は1765年、創業者の白井正助(初代)氏が、現在の東京駅八重洲南口あたりにオープンした、漢薬本舗「美濃国薬房」といわれています。その後、瓢箪屋薬房と改称、1927年に改組し、株式会社瓢箪屋薬房が設立。
同社は小売薬局への直接販売をスタートし、1929年にボランタリーチェーン「瓢箪屋薬房エスエス」を設立。会員は全国へと拡大し、1940頃までに当時の日本領である南樺太(現在のサハリン南部)や台湾、朝鮮(現在の韓国および北朝鮮)、さらには満州国(昭和7年、1932年独立宣言した中国東北地方)まで販売網が広がっていたそうです(その後日中戦争により停止)。
この“エスエス”は、良い薬を供給することで国民の健康維持や増進へ寄与する“社会奉仕”(SOCIAL SERVICE)と、“科学を探求し社会に貢献する”(Science & Society)が由来です。1940年、現在の社名であるエスエス製薬株式会社と変更されました。
文/編集・dメニューマネー編集部