ポスト・イットで有名、3M(スリーエム)の社名の由来、知ってる?【クイズ】

2024/04/05 07:00

https://money.smt.docomo.ne.jp/image/PWYo1Rk0SzOQECDMZ7DCNQ.jpg
仕事や学習で広く使われている付箋ポスト・イットのメーカーとして有名な3M(スリーエム)。100年以上の歴史を持つアメリカの化学・電気素材メーカーですが、多くの経営学者が同社の経営手法を書籍に取り上げています。 有名なところでは『ビジョナリー・カンパニー 時代を超える生存の原則 』(ジム・コリンズ、ジェリー・ポラス著、山

仕事や学習で広く使われている付箋ポスト・イットのメーカーとして有名な3M(スリーエム)。100年以上の歴史を持つアメリカの化学・電気素材メーカーですが、多くの経営学者が同社の経営手法を書籍に取り上げています。

有名なところでは『ビジョナリー・カンパニー 時代を超える生存の原則 』(ジム・コリンズ、ジェリー・ポラス著、山岡洋一訳、日経BP)や『 エクセレント・カンパニー 』(トム・ピーターズ、ロバート・ウォーターマン著、大前研一訳、英治出版)のほか、野中郁次郎氏による『3Mの挑戦: 創造性を経営する』(清沢達夫との共著、日経BPマーケティング)などがあります。

そんな3Mですが、社名の由来が何か、知っていますか?

セロハンテープも3Mが開発

3M Company(スリーエム)は1902年にミネソタ州で設立されました。ポスト・イットのほかにも、スコッチ(接着テープ)、スコッチ・ブライト(掃除用品)など個人・消費者向けの商品のほか、医療用製品、産業用製品も手掛けるなど、幅広い商品・事業展開で知られます。

また同社には、技術者が業務時間の15%を興味のある分野の研究などに使える「15%ルール」があることでも知られます。数々のイノベーションを生み出し続ける同社は、働きがいのある会社のランキングでも上位に入っています。

日本法人は、住友電気工業が出資、もともと住友スリーエムという社名でしたが、株の買い取りを経て、今はスリーエムジャパンに変更されています。

3Mの創業時の社名は、Minnesota Mining and Manufacturing(ミネソタ鉱山工業)で、これが由来です。

ただ祖業の鉱山事業では成功できなかったといい、さまざまな分野に進出。1914年には、初めて利益をもたらしたというサンドペーパー、1921年に最初のヒット商品となった耐水研磨材を発売。

また1925年にはマスキングテープ、1930年にはセロハンテープ(セロテープはニチバン <4218> の登録商標)を、そして1981(日本、米国では1980)年に、貼ってはがしてまた貼れるポスト・イット ノートを発売しています。これはもともと、”はがせない接着剤”の開発過程で生まれたそうです。

文/編集・dメニューマネー編集部
画像・田之尻美希