「監理銘柄」上場廃止の恐れがあることを示すために指定

2021/09/04 11:30

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監理銘柄とは、上場している企業が上場廃止基準に該当する可能性がある場合に、投資家にそれを周知するために証券取引所が指定する銘柄を指します。 監理銘柄には、「審査中」と「確認中」の2種類があり、上場廃止の恐れがなくなった場合は指定が解除されます。一方、上場廃止が決まると、その銘柄は「整理銘柄」に指定されます。両者は似てい

監理銘柄とは、上場している企業が上場廃止基準に該当する可能性がある場合に、投資家にそれを周知するために証券取引所が指定する銘柄を指します。

監理銘柄には、「審査中」と「確認中」の2種類があり、上場廃止の恐れがなくなった場合は指定が解除されます。一方、上場廃止が決まると、その銘柄は「整理銘柄」に指定されます。両者は似ていますが別ものなので混同しないよう注意が必要です。ちなみに、監理銘柄に指定されても株式は売買することができます。

東京証券取引所では、以前使っていた「監理ポスト」という表現は2008年1月15日から使われなくなり、「監理銘柄への指定」となりました。

証券取引所のWebサイトに一覧を掲載

監理銘柄に指定されるということは、1ヶ月以内に上場廃止される可能性があることを意味します。上場廃止となれば、保有株主の投げ売りで一気に株価が下落する可能性があります。監理銘柄の一覧は日本取引所グループのWebサイトに掲載されているので、事前にチェックしてみるといいでしょう。

日本取引所グループ 監理・整理銘柄一覧

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