「路線価」相続税や贈与税などの課税基準となる土地の価格

2021/09/07 11:30

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路線価とは、各道路の路線に面する標準的な土地1平方メートル当たりの価格を指します。主に相続税や贈与税などを課税する際の基準として利用され、国税庁によって毎年1月1日時点の価格が7月初旬に発表されます。公示地価の8割程度を目途に専門家の意見を参考にして算出します。相続税路線価と固定資産税路線価に分類されますが、単に路線価

路線価とは、各道路の路線に面する標準的な土地1平方メートル当たりの価格を指します。主に相続税や贈与税などを課税する際の基準として利用され、国税庁によって毎年1月1日時点の価格が7月初旬に発表されます。公示地価の8割程度を目途に専門家の意見を参考にして算出します。相続税路線価と固定資産税路線価に分類されますが、単に路線価といった場合は、前者の相続税路線価のことをいうのが一般的です。

土地の高低差や騒音などの特殊事情により増減も

同じ道路に面する土地の資産価値は、原則として一律になります。ただし、道路との著しい高低差や騒音などの特殊な要素がある場合、相続税や固定資産税の課税価格を算定する際に増減されることがあります。

路線価は国税庁のWebサイトで調べられます。同サイトの路線価図・評価倍率表を掲載したページで、路線価を知りたい地域(都道府県)を選びます。各都道府県、市町村、町や大字と選んでいくと、知りたい場所の路線価図を閲覧できます。

路線価図には、その道路に面する土地1平方メートルあたりの価格が1,000円単位で表示されています。「300C」とあれば路線価は300千円、つまり30万円だということになります。【お金の単語帳】