エアコンをよく使う時期を前に、「買い替えようかな？」と思っている人もいるでしょうが、そもそも「買い替えどきはいつなのか」と疑問に思うことはないでしょうか（文中価格は税抜き）。

買い替えずに済ませる「エアコンの掃除」の相場はいくら？

エアコンの買い替えを考える前に、もしも調子が悪いなら、まず初めに掃除を考えてみましょう。業者に頼む場合、費用の相場は7000円から1万2000円ほどですが、掃除機能付きのエアコンは少し高く、1万6000円から2万円。時間は2時間前後です。

最近では、ホームセンターなどに内部を掃除する専用の商品が売られているので、これを買って自分ですれば、数千円で済みます。

エアコン掃除のメリットは、汚れを取り除くことで冷暖房の効率が上がり、電気代が節約できること。買い替えなくて済むので支出も抑えられることです。

業者に依頼するかどうかはともかく、しばらく使っていないエアコンの内部はホコリやカビがたまっているので、必ずしたほうがよいでしょう。

買い替えるならどう判断する？「エアコンの寿命」から判断する方法

エアコンの買い替え時期を“壊れたら”と思っている人もいるかもしれませんが、実はエアコンの一般的な寿命は、約10年と言われています。

理由の一つは、修理で使われる部品の保有期間がそれくらいだからです。たとえばパナソニック <6752> や、ダイキン工業 <6367> などの製品は、製造の打ち切りから約10年間が修理部品の保有期間と言われています。

このほか、“保証期間を過ぎて不調がある場合”なども買い替えを検討するタイミングかもしれません。

買い替えの際に気を付けること　サイズは畳数で決める？

エアコンのサイズを決めるとき、部屋の大きさだけで決める必要はありません。

たとえば「8畳〜12畳用」という表記の際、8畳は木造平屋建て、12畳は鉄筋マンション向きの数値を表しているためです。木造の家のほうが、部屋の気体が外部にもれやすいとされるので、建物の構造、さらには当たりやガラス戸の大きさなどの部屋環境も考慮しましょう。

また最近のエアコンは性能が上がっているため、「部屋のサイズよりも少し小さめでも十分に部屋を冷やせる」という声もあります。

買い替えると補助金がもらえることも？

新しいエアコンを買うと、自治体によっては、省エネ機能付きなら補助金などがもらえることがあるので、住んでいる自治体の状況を確かめてみましょう。

補助金がもらえる自治体と補助の例

埼玉県さいたま市……購入額１/2、最大7万円分のキャッシュレスポイント
大阪府和泉市……5万以上10万円未満購入で1万円
福岡県みやま市……購入額１/2、最大3万円、市内店舗購入で一律さらに1万上乗せ

ただし、どの自治体も予算に達すると終わってしまうので、まずは住んでいる自治体のサイトなどで状況を確かめましょう。

ほかにも東京都が運営する「東京ゼロミエポイント」でポイント数に応じた商品券がもらえるもの（昨年度末で終了予定が延長中）や、国の「子育てエコホーム支援事業」で、リフォームと一緒にエアコン設置すると補助金がもらえるものもあります。

文/編集・dメニューマネー編集部