金利が下がる?クレカのリボ払いからカードローンへの借り換えのメリットと注意点

2024/05/16 07:00

クレカの支払い方法に、利用金額にかかわらず毎月決まった金額を支払う「リボ払い」があり、これは支出管理がしやすい一方で、金利が高めで、残高が増えても気づきにくいといった注意点があります。そこで、リボ払いからカードローンへの借り換えることで、金利を下げ、支払総額を抑えられるかもしれません。 メリット1 借り換えで金利が下が

クレカの支払い方法に、利用金額にかかわらず毎月決まった金額を支払う「リボ払い」があり、これは支出管理がしやすい一方で、金利が高めで、残高が増えても気づきにくいといった注意点があります。そこで、リボ払いからカードローンへの借り換えることで、金利を下げ、支払総額を抑えられるかもしれません。

メリット1 借り換えで金利が下がり、支払い総額が減ることがある

カードローンの金利は一般的に、クレカのリボ払いの金利より低く設定されており、金利が下がることにより、総支払額や月々の返済金額を減らせます。

たとえばある銀行では、クレカのリボ払いの金利は実質年率15%のところ、カードローンの金利は年1.5%〜14.5%といった具合です。

カードローンの金利は、借りる金額、本人の年収、勤続年数や他社からの借入残高などにより個別に決まります。また関連サービスを使っていると、金利が優遇されることもあり、人によっては大きく金利が下がるかもしれません。

メリット2 支払いを一本化できる

複数のクレカでリボ払いを使っている場合、借り換えにより返済をカードローンに一本化できます。一本化のメリットは、管理が容易になり、返済計画が立てやすくなることです。

バラバラだった返済日が1つになることで返済の手間や延滞のリスクが減り、月々の返済金額や残高が分かりやすくなることで、完済への道筋がよりはっきりするでしょう。

注意点1 追加の審査が必要──必ず借り換えできるわけではない

ただし借り換えには注意点もあり、一つ目は、カードローンの借り換えには審査があり、必ず借り換えられるとは限らないことです。また、審査に通ったとしても、リボ払いの残高と同じ金額を借りられないかもしれません。

注意点2 返済の仕方によっては支払総額が増えるかもしれない

カードローンに借り換え、たとえ金利が下がっても、毎月の返済額が少ないと返済期間が長引き、結果として支払い総額が増えてしまいます。

できれば、カードローンに借り換えた後の毎月の支払額を、リボ払いのとき以上にして、総支払額を減らしましょう。

また、支払いを一本化すると、管理がしやすくなるというメリットはありますが(メリット2)、逆に1回あたりの支払額が増えるため、月々の支払いが重くなる可能性もあります。

ただ、カードローンの審査は、通ったからといって、必ずしも借り入れを行う必要はないので、借り換えるかどうかは結果が出てから決めても良いでしょう。まずはローン各社の返済シミュレーションツールなどを使い、無理のない範囲で早く返せる方法を考えましょう。

文・浜崎遥翔(フリーライター)
編集・dメニューマネー編集部

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