大きな買い物をするときや、子供の進学などでお金がかかって生活費が足りないときなどに助かるローン。しっかり返していくためにも、「ローンを組むのに向いている日」や、逆に「避けたほうがいい日」があるなら、参考にしたいものです。風水では、よく「金運がアップする日」が注目されますが、お金を借りる際に参考にできる日もあります。

ローンを借りるといいのは天恩日と寅の日？

考えられるのは、何を行うのにも縁起がいい日とされている「天恩日」でしょう。この日は、葬儀以外なら、何をするのにもいい日だからで、ローンを契約するのにも向いていると考えられそうです。天恩日は厄除けにもよく、天の恩恵をすべての人が受け取ることができる日でもあるそうです。

次に「寅の日」はどうでしょうか。なぜなら、寅の日は「千里往って千里還る＝1日で千里もの道を往復できる」といういわれから、「使ったお金が必ず戻る」と考えられるからで、借りたローンもすぐに返せるという解釈ができるでしょう。

借りないほうがいいのは一粒万倍日と己巳の日

逆に避けたほうがいいのは、「一粒万倍日」と「己巳の日」でしょう。

ゲッターズ飯田さんは、一粒万倍日にローンを組むと元手が増えてしまい、ローンを返すのが難しくなると指摘しています。一粒万倍日は、「一粒の籾（もみ）が豊かに実り、万倍もの稲穂になる日」という意味を持つため、その日に借りたお金も万倍に膨らんで返ってくると考えられるわけです。

一方、本来なら金運が高まるとされる「己巳の日」も、金銭の貸し借りには向かない日と考えられているので、ローンを組まないほうがいいでしょう。己巳の日に大きなお金が出ていくと、全体的な金運に悪影響が及ぶとされているためです。

2024年にはどれくらいある？カレンダーを確認

以上、ローンを借りるのに向いているかもしれない「天恩日」と「寅の日」、逆に向いていないと考えられる「一粒万倍日」と「己巳の日」は、2024年にどれくらいあるのでしょうか。以下のカレンダーが参考になるかもしれません。

天恩日──向いているかも

5月　1日～4日、15日～19日
6月　14日～18日、29日～30日
7月　1日～3日、14日～18日
8月　13日～17日、28日～31日
9月　1日、12日～16日
10月　12日～16日、27日～31日
11月　11日～15日
12月　11日～15日、26日～29日

寅の日──向いているかも

5月　2日(木)、14日(火)、26日(日)
6月　7日(金)、19日(水)
7月　1(月)、13日(土)、25日(木)
8月　6日(火)、18日(日)、30日(金)
9月　11日(水)、23日(月休)
10月　5日(土)、17日(木)、29日(火)
11月　10日(日)、22日(金)
12月　4日(水)、16日(月)、28日(土)

一粒万倍日──避けたほうがいいかも

5月　3日（金祝）、15日(水)、16日(木)、27日(月)、28日(火)
6月　10日(月)、11日(火)、22日(土)、23日(日)
7月　4日(木)、5日(金)、8日(月)、17日(水)、20(土)、29日(月)
8月　1日(木)、11日(日祝)、16日(金)、23日(金)、28日(水)
9月　4日(水)、12日(木)、17日(火)、24日(火)、29日(日)
10月　6日(日)、9日(水)、12日(土)、21日(月)、24日(木)
11月　2日(土)、5日(火)、17日(日)、18日(月)、29日(金)、30日(土)
12月　13日(金)、14日(土)、25日(水)、26日(木)

己巳の日──避けたほうがいいかも

5月　5日(日祝)
7月　4日(木)
9月　2日(月)
11月　1日(金)
12月　31日(火)

文・おいかわ しほ（フリーライター）
編集・dメニューマネー編集部