2024年5月に史上初めて4万ドルを超えたNYダウ。ダウ工業株30種平均指数とも呼ばれる、日本でもおなじみの米国企業30社で構成された株式指数で、たとえばAAPL(アップル)、DIS(ディズニー)、MCD(マクドナルド)などが含まれている。
これらのアルファベットは上場企業を示す略称・頭文字で、「ティッカーシンボル」と呼ばれる。日本では上場企業の銘柄は、銘柄コードと呼ばれる数字(2024年1月4日以降に新規上場の承認を受けた株にはローマ字も使われている)で表されるが、米国では(基本的に)1〜4文字までのアルファベットで表記される。
次の3社もNYダウの構成銘柄で、誰もが知っているであろう企業だが、どの会社のことか分かるだろうか?
① NKE
② MSFT
③ V
世界規模の企業ばかりで構成されている
アップルやディズニー、マクドナルドと聞けば分かるとおり、構成銘柄はいずれも世界規模で事業を展開している企業がそろっている。
まず①NKEはナイキ(Nike,Inc.)。オレゴン州に本社を持つスポーツ用品の大手メーカーで、もともとは日本のオニツカタイガーのシューズを輸入し、米国内で販売していた。NYダウには、2013年9月に採用されている。
②のMSFTはマイクロソフト(Microsoft Corp.)。パソコン用OSのWindows(ウィンドウズ)、オフィス用ソフトOffice、検索エンジンのBing、クラウドサービスのAzure、ゲーム機X-BOXなどで知られるソフトウェアメーカーで、1999年11月に採用されている。
そして③のVはビザ(Visa)。Mastercardと並んで知られる世界的な決済ブランドだが、シェアはビザが1位。クレジットカード以外にもデビットカードやプリペイドカードも展開している。2013年9月採用だ。
答え
① NKE……ナイキ
② MSFT……マイクロソフト
③ V……ビザ
文/編集・dメニューマネー編集部
画像・田之尻 美希