厚生年金の受給額「月30万円以上」の人は何割いる?

2021/09/19 13:30

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皆さんは自分が年金をいくらもらえるのかご存じでしょうか。年金受給者の中には、厚生年金を月30万円以上もらえる人も存在します。年金を毎月30万円も受給できたら悠々自適な老後を過ごせそうですよね。今回の記事では、厚生年金を30万円以上受給している人の割合を紹介します。厚生年金の平均金額厚生年金の受給金額は、現役時代の収入と

皆さんは自分が年金をいくらもらえるのかご存じでしょうか。年金受給者の中には、厚生年金を月30万円以上もらえる人も存在します。年金を毎月30万円も受給できたら悠々自適な老後を過ごせそうですよね。今回の記事では、厚生年金を30万円以上受給している人の割合を紹介します。

厚生年金の平均金額

厚生年金の受給金額は、現役時代の収入と加入期間によります。現役時代の収入が多い状態が長い人ほど年金の積立額が増えるので、受給できる年金も増えるというわけです。2018年のデータによると、厚生年金の平均受給額は14万3千円でした。

参照:厚生労働省(平成30年度厚生年金保険・国民年金事業の概況)

厚生年金を30万円以上受給できるのは男性で全体の0.17%、女性は全体の0.007%

厚生年金を30万円以上受給できるのは男性で全体の0.17%、女性は全体の0.007%です。この通り、厚生年金を30万円以上もらえる割合はごくわずかのようです。

厚生年金だけでは足りない場合には

厚生年金の受給額は大多数の人が10万円~20万円程度になります。それだけでは生活費が足りないことが予想される場合には自分で現役時代に老後資金を貯めておく必要があります。

老後資金は、つみたてNISAやiDecoでの運用がおすすめです。毎月コツコツ積み立てることができますし、運用が上手くいけば値上がり益も期待できます。

利益が非課税になる恩恵が受けられるのも大きなメリット。特に、iDeCoは60歳以下は引き出すことができないので、強制的に老後資金を作りたいという方にとっては良い運用方法といえるでしょう。

老後資金を貯めるにはつみたてNISAやiDeCoがおすすめ

厚生年金を30万円以上受給できる人はごくわずかです。老後のライフスタイルにもよりますが、年金だけで生活するのが難しいという場合には、現役時代から老後資金を積み立てていくことが大切です。銀行預金の利息は大きく増えない現代。つみたてNISAiDeCoで運用して老後資金を作るのもおすすめです。

文・勝目麻希

(2021年10月8日公開記事)