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餃子の王将、「値上げ効果」で株価が上昇!ポテチ、きのこの山も値上げされるが……株高になるのか

2024/06/12 07:00

「餃子の王将」を運営する王将フードサービス <9936> の株価が5月に過去最高値をつけた。2022年以降、原材料高で3度の値上げを行っているが、客足は減らず業績は絶好調だ。5月末に発表した4回目の値上げ報道でも株式市場は「買い」で反応した。 6月からは「カルビー・ポテトチップス」や「きのこの山」などの値上

「餃子の王将」を運営する王将フードサービス <9936> の株価が5月に過去最高値をつけた。2022年以降、原材料高で3度の値上げを行っているが、客足は減らず業績は絶好調だ。5月末に発表した4回目の値上げ報道でも株式市場は「買い」で反応した。

6月からは「カルビー・ポテトチップス」や「きのこの山」などの値上げも相次ぐ。値上げで今後の株価上昇が期待できそうな銘柄はどこか。

王将、26ヵ月連続で過去最高売上高を更新

食品・外食業界は、原材料高と人件費高の厳しい環境が続いている。

しかし、値上げでも売り上げが落ちない商品も多く、好業績かつ株高の企業も少なくない。その代表が餃子の王将だ。

6月の値上げは5月30日に発表したが、当日の株価は160円高の8650円。値上げで需要は落ちず業績のプラスになると判断した投資家の買いが多かったようだ。

王将フードサービスは5月15日に2024年3月期の決算を発表している。売上高が1014億円(前年同期比9%増)、営業利益は102億円(同29%増)の好決算だった。

外食店の業績は、出店ラッシュで売上高が増えるケースと客足が増加して既存店の売上高が増えるケースがある。投資家が重視するのをデータは既存店の売上動向だ。

王将の2024年3月期の既存店の売上高は前年度比8%増、客数は5%増、客単価3%増と、どれをとっても好調だった。

全社売上高は26ヵ月連続で同月比過去最高を更新、単月としての過去最高売上高を年度内に6度更新している。データを見る限り、王将に値上げの影響による落ち込みは見られない。

さらには株式分割によって、株主優待の実質的な改良も行われた。分割前100株以上の株主に対し、株主優待券年間で4000円分の優待カードを進呈していたが、分割後(3分の1)も同条件を続けるようだ。理論的には優待利回りは3倍になる。

6月の値上げではカルビー、ハウス食品、明治などに注目

原材料高、円安、人件費増で食品・外食の値上げはまだ終わらない。6月に値上げされる食品は614品目、加工食品が最多の329品目としている(帝国データバンク)。

有名どころでは、カルビー <2229> の「ポテトチップス」「かっぱえびせん」「じゃがりこ」といったスナック菓子。ハウス食品グループ本社 <2810> の「とんがりコーン」。明治ホールディングス <2269> の「きのこの山」「たけのこの里」などのチョコレート製品が値上げされる。

カルビーの株価は4月に4年ぶりの高値圏をつけた。ハウス食品、明治は2023年に値上げ期待でつけた高値からは下げた水準に位置している。主力商品の値上げが受け入れられれば、株価を動かす可能性が高そうだ。

文/編集・dメニューマネー編集部