2024年に新しい仕組みになったNISA。3月末時点の口座数は2322万7848口座にのぼり、買付額は成長投資枠・つみたて投資枠をあわせて6兆1791億2751万円になったという(金融庁発表、2024年の利用枠で買付があった額の合計)。 この6兆円もの資金が投じられたのは、商品別ではどれなのだろうか──?NISA口座で
2024年に新しい仕組みになったNISA。3月末時点の口座数は2322万7848口座にのぼり、買付額は成長投資枠・つみたて投資枠をあわせて6兆1791億2751万円になったという(金融庁発表、2024年の利用枠で買付があった額の合計)。
この6兆円もの資金が投じられたのは、商品別ではどれなのだろうか──?NISA口座で買い付けられた商品の中で最も多かったのは、「上場株式」である。これは正しいだろうか、間違いだろうか?
口座を年代別に見ると80歳以上も10代も
まず2322万口座を年代別にみると、最も多いのが40代で約448万口座(19.3%)で、50代、30代、60代と続く。20代は約257万口座で11.1%だった。なお80代以上も約142万口座(6.1%)、10代も約13万口座(0.6%)だという。
ただ投資額(買付額)では一番多かったのは50代で、約1兆2687億円(20.5%)。続くのが40代で約1兆2352億円(20%)などとなっている。
全体の買付額・6兆1791億2751万円の投資先を「商品別」に見た時に、一番多く投資(買い付け)されたのは「上場株式」だろうか?答えはNOだ。
一番多いのは「投資信託」で、3兆5048億2810万円(56.7%)だった。「上場株式」は2位で、2兆4861億7063万円(40.2%)。続いてETFが約1513億円(2.4%)、REITが約367億円(0.6%)となっている。
文/編集・dメニューマネー編集部
画像・田之尻 美希