結婚資金を「ブライダルローン」でまかなうときの注意点

2024/06/27 16:00

ゼクシィ (リクルートホールディングス <6098> ) によると、結婚式にかかる費用は平均327万円、結納や新婚旅行を含めると平均415万円ほどです(2023年)。このように結婚は何かと多くの費用がかかることから、出費をまかなうためにブライダルローンを考えているカップルもいるでしょうが、いくつか注意したい

ゼクシィ (リクルートホールディングス <6098> ) によると、結婚式にかかる費用は平均327万円、結納や新婚旅行を含めると平均415万円ほどです(2023年)。このように結婚は何かと多くの費用がかかることから、出費をまかなうためにブライダルローンを考えているカップルもいるでしょうが、いくつか注意したいことがあります。

注意点──時間、追加融資、使途の限定など

ブライダルローンは種類や金融機関にもよりますが、1週間から3週間程度かかります。即借りられるカードローンなどと比べて、申し込みから借入までに時間がかかることが挙げられます。

またブライダルローンは、追加で費用が必要になっても、基本的に追加融資を受けられません。式や新居の費用など、状況によって当初の予定よりかさむことも充分にあり得ます。

さらに、使途も限られており、ブライダルエステの費用や新居への引越し資金はダメという金融機関もあるのです。

提出する書類も多いので時間に余裕を持って

金融機関によって借りられる額も異なり、上限が100万円から300万円のところもあれば、800万円としているところもあります。借りる人によっても異なります。

ローンなので本人確認書類や所得証明なども必要ですが、結婚資金に使う証明として、結婚式場や新婚旅行などの見積書、契約書や請求書の提出を求められます。

希望どおりの額が、期待どおりのスピードで受けられないかもしれないので、余裕を持って準備を進めましょう。

文・おいかわ しほ(フリーライター)
編集・dメニューマネー編集部

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