NISA・つみたてNISA

dカード積立が7月5日スタート!一番ポイントがお得な方法は?マネックス証券でNISAを始めるには

2024/06/30 08:00

ドコモのクレジットカードを使って、マネックス証券で投資信託を積立購入できる、dカードによるクレカ積立(dカード積立)が7月5日から始まる。2024年8月買付分からとなる。 このdカード積立は、「dカード」「dカード GOLD」で投信の積み立て購入をすると、毎月の積立額に対して最大1.1%のdポイントが還元されるというサ

ドコモのクレジットカードを使って、マネックス証券で投資信託を積立購入できる、dカードによるクレカ積立(dカード積立)が7月5日から始まる。2024年8月買付分からとなる。

このdカード積立は、「dカード」「dカード GOLD」で投信の積み立て購入をすると、毎月の積立額に対して最大1.1%のdポイントが還元されるというサービスだが、この開始に合わせて、最大で積立額の5%が還元されるキャンペーンも行われるという。

一番お得なのは、dカード GOLDを使ってNISA口座で積立することなので、マネックス証券でNISAを始めることのメリットについても、あわせて確かめておこう。

dカード積立は1000円以上、毎月10万円まで

dカード積立は1000円以上、1円単位で買え(投信によって異なる場合がある)、毎月の上限は10万円だ。

注意点はいくつかあり、たとえば、マネックス証券の口座とクレカの名義が同じ人物であること、家族カードなど対象外となるカードがあることなどだ。

対象となるのは、クレカの番号が「4363」、「5344」、「5365」のいずれかで始まるカードで、これ以外は対象ではないという。対象のdカードを持っていない人は、事前に手続きが必要なので手元のカード番号を確かめておきたいところだ。

また、還元されるポイントは、dポイントクラブの会員ランク判定の対象にはなっているが、ポイント倍率アップ特典の対象ではない。またdカード GOLDは1年で100万円または200万円以上使うと、年間の利用額特典として、それぞれ1万1000円(税込み)相当、2万2000円(同)相当の選べる特典がもらえるが、dカード積立の分は、この累計の対象にはならない。

対象となるマネックス証券の口座は、特定口座一般口座(以上、課税口座)、そしてNISA口座。NISA口座では、成長投資枠で買っても、つみたて投資枠で買っても対象となる。ただ、外貨建てMMFや、一部対象外の投信もあるので、積立購入を設定する前に確かめよう。

還元率は最大1.1%だが……

最大1.1%のdポイントが還元されるが、これはあくまで“最大”だ。購入額がいくらでも1.1%になるわけではない。またdカードとdカード GOLDでは還元される割合が異なる。

まず購入額が5万円以下の場合、1.1%還元される。5万円を超えて7万円までは0.6%。そして7万円を超えて10万円までは0.2%となっている。

つまり毎月10万円買った場合、10万円の1.1%で1100円分のポイントがもらえるわけではない。5万円までの分が550ポイント、5万円超7万円までの分が120ポイント、7万円超10万円までの分が60ポイントで、合計730ポイントが毎月貯まるという仕組みだ。

これらは、dカードで「課税口座」(NISA以外の口座のこと)または「NISA口座」で買った場合。そして、dカード GOLDを使って「課税口座」で買った場合だ。

ただし、dカードGOLDを使って「NISA口座」で購入すれば、10万円全額に1.1%が適用されるため、1100円分もらえる計算になる。

カード種別dカードdカード GOLD
口座種別課税口座NISA口座課税口座NISA口座
5万円以下1.1%1.1%1.1%
5万円超7万円以下0.6%0.6%
7万円超10万円以下0.2%0.2%

dカード GOLDで、NISA口座で積立するのが一番お得なのは、こういうこと仕組みになっているからだ。

最大5%になるキャンペーンがある?

見逃せないのは、dカード積立が始まるのにあわせて、ポイント還元率が最大5%にアップするキャンペーンが行われることだ。

条件は、期間中の各月のdカードショッピングの利用合計金額が3万円(税込)以上であること、「dカード GOLD」でdカード積立をすることだ。残念ながら、こちらはdカードは対象ではない。対象期間は、投資信託の初回買付月を含む連続3ヵ月間だという。

還元率が最大5%になるこのキャンペーンだが、課税口座(NISAではない口座)の場合、2%になる。dカード積立は購入額によって還元率が異なるが、このキャンペーンは、口座の種類によって2%(課税口座)か、5%(NISA口座)かどちらかになる。

これはどういうことかというと、「課税口座」で、投信の積立購入額が5万円以下の場合、1.1%還元されるところに、キャンペーンで0.9%アップされて2%になる。購入額が5万円超7万円までなら、通常0.6%に+1.4%される。7万円を超えて10万円までは通常0.2%に+1.8%される。課税口座の場合は、いずれも2%になる。

これに対し、NISA口座の場合は、購入額を問わず(5万円でも10万円でも)5%になるのだ。

NISA,マネックス証券連携,4200ポイント

マネックス証券でNISAを始めるメリット

dカード積立が一番お得になるのはdカード GOLDで、NISA口座で積立することだ。dカードを持っている人はdカード GOLDに切り替えられるし、まだNISAを始めてないなら、この機会に検討してもいいかもしれない。

マネックス証券でのNISA取引の特徴・メリットはいくつかあり、その一つ目は、NISAでのすべての取引(日本株・米国株・中国株・投資信託)の売買手数料が無料であることだ。

詳しくいうと、日本株と投信の売買は無料。日本株の売却、米国株と中国株の売買は全額キャッシュバックされる仕組みになっている。

またマネックスのクレジットカード「マネックスカード」を使って投信積立をすると、通常の還元率が1.1%のところ、最大2倍の2.2%に引き上げられるプログラムが行われている。つまりdカード保有者でなくても、投信積立をお得に始められるというわけだ。

そして、マネックス証券は、初心者から投資上級者まで広く支持されているアプリやツールが豊富なことも見逃せない。

アプリとしては、マネックス証券のサービスをスマートフォンで快適に利用・閲覧するための総合アプリのほか、投資SNSと、1株から投資できる投資機能が一つになったスマホアプリ「ferci」(フェルシー)。さらには、売上高や営業利益などの重要な業績を過去10期以上にわたりグラフ表示できる「マネックス銘柄スカウター」がある。この「銘柄スカウター」は、これを使いたくてマネックス証券の口座を開設したという投資家もいるほどだ。

NISA口座でクレカを使い、投信を積立購入する

クレカによる投信積立購入は、最近まで毎月の上限が5万円だったが、10万円に引き上げられた。さらに2024年はNISAが新しい仕組みになったことや、日経平均が史上初めて4万円台に突入したこともあって、NISA口座で、クレカを使って投信を積立購入する手法への注目度はとても高くなっており、投資初心者から経験が豊富な投資家まで、幅広く使われている。

中でも初心者にとっては、長期の分散投資を積み立てでコツコツできるこの手法は、おさえておきたいところ。dカードやマネックス証券の口座を持っている人はもとより、クレカや証券(NISA)口座を作っていない人も、dカード積立が始まるこの機会に、検討してみてはいかがだろうか。

文/編集・dメニューマネー編集部

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