電気代が高くなっていることから、電気代の節約のために「省エネ家電」への買い替えを考える人も多いでしょうが、かしこく買うためのコツがいくつかあります。
省エネ家電でどのくらい節約できるかというと、3人家族が10年前の古い冷蔵庫を省エネ家電の冷蔵庫に買い替えると、1年で5000円から7000円ほど節約できるといいます(日本の平均電気料金を約27円/kWhと仮定した場合)。
コツ1──安く買う「自治体の補助制度を使う」
かしこく省エネ家電への買い替える一つ目の方法は、自治体の補助制度を使うことです。
自治体によりますが、省エネ家電に買い替えた人の口座に、現金が振り込まれる形で給付金を受け取れる制度、ポイントや商品券がもらえる制度があります。
たとえば、東京都が行っている「東京ゼロエミポイント」では、省エネ性能が高いエアコンや冷蔵庫などに買い替えた際に、東京ゼロエミポイントがつき、ポイント数に応じた商品券とLED割引券がもらえます。
具体的には、251リットル〜500リットルの冷蔵庫(3〜4人家族用)の場合、1万6000ポイント(LED割引券1000円分+商品券1万5000円分)がもらえます。
どのような制度があるかは自治体によって異なるので、買い替え前に住んでいる自治体のウェブサイトを見たり、窓口で聞いたりしましょう。
コツ2──安く買う「少し前の型落ち商品を狙う」
高価な最新機種ではなく、あえて少し前の型落ち商品を狙うのも、かしこい買い方です。何シーズンか前の商品でも、十分に優れた省エネ性能が備わっています。
メーカーは、商品の販売期間をおおむね1年としているので、それを超えて型落ちすると、最終的な価格は発売当初の6割程度までになることもあります。
コツ3──性能がいい商品を買う「グリーンの省エネ性マークで、評価が高い商品を選ぶ
緑色の球に白字で「e」が入った「省エネラベル」が入った商品なら、省エネ性能が高いといえます。このラベルのついた商品は、1年間使った場合の、目安の電気料金も書かれているので、選ぶ際の参考になります。
ただし、統一省エネルギーラベルの5つ星から1つ星(41段階)は、あくまで“省エネ性能”であって、“消費電力量”や“電気代”を示しているわけではなく、星の数が多いほど、電気代が安くなるわけではないので気をつけましょう。
文・おいかわ しほ(フリーライター)
編集/画像・dメニューマネー編集部