窓口で多くの接客経験を持つ銀行員は、お金が貯まる人の通帳に共通する3つの特徴があるといいます。通帳の扱い方を変えるだけで、簡単にお金を貯める習慣を身に付けることができるかもしれません。
特徴1 お金の使い道やどこからの入金かをメモしている
お金が貯まる人は、通帳の余白に出るお金の使い道と、入ったお金がどこから来たかを余白にメモしています。無理に家計簿をつけなくても、通帳だけでお金の流れの“見える化”はできるのです。
ただし、通帳へメモする際はすでに記帳している箇所に留めたほうがよいでしょう。まだ記帳していないページに書き込みをすると、ATMで記帳するときにエラーとなってしまう可能性が高いからです。
ウェブ通帳しか使っていないという人は、入出金明細をダウンロードしメモをする、アプリ上のメモ機能を使うなどの工夫をしましょう。
特徴2 通帳そのものを丁寧に管理している
通帳は常にケースに入れる、保管場所を決めているなど、通帳の管理や状態がよいのもお金が貯まる人の特徴です。
粗末に扱い磁気が壊れたら窓口へ行くのに時間がかかりますし、失くすと再発行の手数料がかかります。窓口で通帳の紛失と再発行を繰り返す人がいますが、お金が貯まる人にそのような人はほとんどいないようです。
モノを丁寧に扱うことは、あらゆる無駄の削減につながります。時間もお金も無駄にしないことで、お金が貯まりやすい体質となるのでしょう。
特徴3 通帳を使い分けている
お金が貯まる人の中には、複数の通帳を作り目的に応じて使い分けている人が多いです。「生活費用」「貯蓄用」など表紙に口座の目的を書くことで、お金の色分けをしているのをよく目にします。
お金があると、あるだけ使ってしまおうとするもの。これはイギリスの歴史学者で政治学者でもあるパーキンソンが説いたパーキンソンの法則と言われています。
少なくとも、お金を「貯める通帳」と「使う通帳」の2つに分けてさえおけば、「使っていいお金」はすぐに分かります。そして、使えるお金を見える化すれば支出は減り、自然とお金が貯まるはずです。
とはいえ、今は紙の通帳を持っているだけで手数料がかかる銀行も増えてきています。新たに口座を開くときは、必要に応じウェブ通帳の活用も検討するとよいでしょう。
文/編集・dメニューマネー編集部