日常生活に手数料はつきものですが、工夫次第でサービス内容は変えずに、支払う金額だけを減らせます。余計な出費を抑えたい人は、以下の4つのことを実践しましょう(文中価格はすべて税込み)。
1 診療所・薬局は土曜日午後と平日の夜を避ける
診療所への受診、薬局での薬の受け取りは、270円ほど負担増(3割負担の場合)となるため、土曜日の午後と平日の夜を避けましょう。
休日や深夜など救急の時間帯は当然割高ですが、通常の診察時間帯・開局時間帯でも手数料(加算)がかかる時間があります。
加算対象となるのは、土曜日の午後12時以降(薬局は午後1時以降)と平日の午後6時以降(薬局は午後7時以降)と日曜日・祝日の終日です。
診療所は50点、薬局は40点加算されます。1点は10円なので、加算による負担増は1割負担の人で約90円、3割負担の人で約270円です。
土曜日の午後に受診していた人は、午前に行くなどして負担を減らしましょう。
診察の受付は午前中に済ませたが、混雑していて薬局に行く頃には午後1時を超えてしまったというケースでは、薬局での負担が増えてしまいます。加算を避けたいのなら、その日にもらわず、薬局に行くのを月曜日にしても良いでしょう。
ただし、処方せんの有効期限は受診日を含めて4日間であることに注意が必要です。
2 銀行振込はネットバンキングを活用
銀行の窓口だと880円かかることもある振込手数料は、ネットバンキングを使うことで安く、あるいは無料にできます。
たとえば、あるネット銀行のネットバンキングでは、条件を満たした場合、振込手数料が月に最大20回まで無料です。これまで手数料無料になりにくかったメガバンクや地方銀行も、振り込み手数料無料の条件が緩和されつつあります。
自分が使っている銀行も、ネットを使うことで手数料が無料にならないか確認してみましょう。
3 サブスクはブラウザ経由で契約──YouTube Premiumほか
毎月のサブスク料金は、アプリをダウンロードするApple StoreやGoogle Playからではなく、インターネットブラウザ(Google ChromeやSafari)から申し込み直すことで、毎月の負担を減らせるかもしれません。
たとえば、YouTube Premiumの月額料金は、Apple Storeから申し込むと1680円ですが、ブラウザから申し込めば1280円、Xのプレミアムレベルサブスクリプションは同様に1380円のところ980円で済みます。
ブラウザから申し込むことで、AppleやGoogleへの手数料が不要となり、同じサービスでも価格が安くなるのです。
4 住民票の写し・印鑑登録証明書はコンビニで発行
住民票の写しや印鑑登録証明書など公的書類は、コンビニで発行することで手数料負担を減らしましょう。
どれだけ安くなるかは自治体によりますが、たとえば東京都品川区や大阪府大阪市(戸籍全部(個人)事項証明書は除く)では窓口より100円、千葉県千葉市や神奈川県横浜市では50円安く発行できます。
文・浜崎遥翔(フリーライター)
編集・dメニューマネー編集部