筆者は銀行での勤務経験があり、窓口で多くの顧客の資産運用の相談を受けましたが、その中で意外に思ったのは、お金持ちの人に家計簿をつけない人が多いことでした。とはいえ、お金の使い道を把握していないわけではなく、ある方法で家計を管理しています。 方法1 口座は複数持っていても引き落としの口座は一つにまとめている お金持ちには
筆者は銀行での勤務経験があり、窓口で多くの顧客の資産運用の相談を受けましたが、その中で意外に思ったのは、お金持ちの人に家計簿をつけない人が多いことでした。とはいえ、お金の使い道を把握していないわけではなく、ある方法で家計を管理しています。
方法1 口座は複数持っていても引き落としの口座は一つにまとめている
お金持ちには目的ごとに口座を作り、使い分けている人が多いのいですが、カードや光熱費などの引き落としを一つの口座にまとめています。通帳やWebバンキングの明細を見れば、何にお金を使ったかが一目でわかるようになるからです。
なお複数の口座を持っている人は、通帳の表紙に「カード引落用」などとメモしているようです。支出を把握しやすくためのコツです。
方法2 自動で家計管理できる仕組みをつくっている
お金持ちの多くは、細かく家計簿をつけなくても、無理なく家計管理を続けられる仕組みを作っています。
たとえば、家計簿アプリを使う場合、銀行口座やクレジットカードとひもづけておくだけで、実際に小まめに入力する必要はありません。
方法3 お金を自動的に振り分けている
「定額自動送金サービス」など、お金を自動で振り分ける仕組みを活用している人も少なくありません。口座や条件によっては送金手数料が無料になります。
勤務先によっては、給与の振込先を無料で複数の金融機関に分けられるところもあるので、勤務先でできるなら活用しましょう。
文・中山 葉月(フリーライター)
編集・dメニューマネー編集部