共働き夫婦が増えています。ただ、二人で働く分収入が多いにも関わらず、貯金ができていないケースもあるようです。今回は、元銀行員の筆者が共働きなのに貯金ができない夫婦のNG行為を紹介します。
アウトソーシングに頼りすぎる
共働きだと料理を作る時間を確保できず、外食やテイクアウトに頼ってばかりという人も多いでしょう。また、最近では家事代行を依頼して料理を作ったり、掃除をしてもらったりする人も増えていると聞きます。このようなアウトソーシングに際限なくお金を使えば、せっかく収入が増えても貯金はできません。
子供にお金をかけすぎる
働いていて子供との時間を作れない負い目から、子供に物を買ったり習い事をさせすぎたりするのも貯金が増えにくくなる要因です。
例えば子供が未就園児の時は本来貯金を増やす時期です。子供が大きくなるほど学費や塾代がかかるので、貯金しづらくなります。そのため、無償化になった保育園費(幼稚園費)分などを含め、なるべく多く貯金しておくことをおすすめします。
いくら子供が可愛いからといって、貯金ができないほどお金を使うのはやめておきましょう。
お互いの収入や貯金を把握していない
共働きだと財布を別にしている家も多いようです。しかし、財布を別にしていると、相手が貯金してくれているだろうと期待し、最低限の貯金だけで趣味などに使ってしまう人もいるでしょう。
何か大きなお金が必要になり、はじめて貯金がないことに気づくようではどうにもなりません。お互いの収入や貯金を把握しておいた方が貯金しやすくなるので、夫婦で貯金目標をたてて協力して貯めていくといいでしょう。
計画的にお金を貯めていこう
共働きだからといって、アウトソーシングや子供にお金を使い過ぎていればお金は貯まりません。また、お互いの収入や貯金額を把握していないと相手に頼ってしまい、蓋を開けてみたら貯金が全然なかったということもあるでしょう。収入が増えても出費が増えたら貯金はできないので、夫婦で計画を立てて協力してお金を貯めるようにしましょう。
文・勝目麻希
(2021年10月14日公開記事)