コンビニというと、どのお店を思い浮かべますか?セブン‐イレブン、ファミリーマート、ローソンの3トップを思い浮かべる人が大半かもしれませんね。しかし東京にも、以前はさまざまな種類のコンビニが看板を掲げていました。
今回は、東京から姿を消したコンビニ3選をご紹介します。いくつ分かるか、ぜひチェックしてみてくださいね。
テレビCMも印象的だった「サンチェーン」
まずは、現在40歳前後かそれ以上の人なら覚えているであろうコンビニ、サンチェーンです。印象的なテレビCMも多数流れていたので、記憶にある人もいるのではないでしょうか。
サンチェーンは1976年に設立されたコンビニチェーンで、急速に店舗数を増やし、設立から1年後には100店舗を達成しています。1980年からダイエーの傘下となったのち、同じくダイエー傘下のローソンと1989年に合併。やがてサンチェーンの看板は東京から姿を消しました。
独自のメニューが人気「am/pm」
次は、まだ記憶に新しい人も多いであろう懐かしのコンビニ、am/pmです。“フローズン弁当”などの名物商品が人気で、2016年に「SUUMOジャーナル」により行われた「復活してほしいコンビニ」の調査は、サークルKサンクスに次いで2位に選ばれています。
am/pmは、元は外資系のコンビニチェーンで、日本では約1,000店舗を展開していました。しかし2009年にファミリーマートにより完全子会社化、その後吸収合併されています。そして2011年には、国内の全店舗が営業を終了しました。
地方で頑張っている店舗も?「チコマート」
最後にご紹介するのは、知る人ぞ知るコンビニ、チコマートです。チコマートは伊藤忠燃料株式会社(現:伊藤忠エネクス株式会社)から分社化した会社で、2001年には株式を売却しています。
倒産した現在も、実はまだ個人経営で営業を続ける店が兵庫県などに残っており、その看板を目にすることができます。
ほかにもまだまだある、東京から消えたコンビニ
今回ご紹介したお店はごくわずかで、東京から、日本から姿を消したコンビニは、ほかにもあります。あなたはいくつ思い出せるでしょうか?日本全国で同じお店・同じサービスを利用できるのはとても便利な一方で、ちょっとだけ寂しい気もしますね。
文・中村あずさ