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NISAでアメリカ株に投資するならどれ?結局、崩れない高配当銘柄【ディフェンシブ】

2024/09/27 18:00

アメリカで9月18日に利下げが決まり、株式市場はこれを好感し、NYダウやS&P500は過去最高値をつけた。株式市場は米国の金融政策に一喜一憂しており、しばらく変動が多い相場が続くだろう。 米国株では成長銘柄が注目されることも多いが、値動きを抑えて米国株投資をしたい人に紹介したいのが“ディフェンシブの高配当銘柄”

アメリカで9月18日に利下げが決まり、株式市場はこれを好感し、NYダウやS&P500は過去最高値をつけた。株式市場は米国の金融政策に一喜一憂しており、しばらく変動が多い相場が続くだろう。

米国株では成長銘柄が注目されることも多いが、値動きを抑えて米国株投資をしたい人に紹介したいのが“ディフェンシブの高配当銘柄”だ。

米国株は成長株の人気が高いが、値動きが激しいのがネック

米国株のNISAでの人気銘柄をみると、エヌビディア、テスラ、アップル、マイクロソフトなど値動きの大きい成長株が中心だ。

しかし、値動きの激しい米国株は買い付けタイミングによっては想定以上の下げに遭う点には注意したい。AI関連の半導体のエヌビディアは、2024年6月には140.76ドルの過去最高値をつけた後、8月安値の90.69ドルまで1ヵ月半で36%も下げた。

もちろんすべての米国株の値動きが激しいわけではない。値動きを抑えた投資対象先として注目したいのがディフェンシブ(景気に左右されにくい企業)の高配当銘柄だ。

米国のディフェンシブの高配当銘柄 AT&T、P&G、ユニリーバ

ここではディフェンシブの高配当利回銘柄を3つ紹介する。

紹介する企業は景気に左右されにくい商材を扱っており、グローバルに展開しているから世界の需要を取り込むため持続的な成長性が期待できる点が特徴だ。※配当利回りは9月24日時点終値を記載

1 AT&T──通信・メディア大手、配当利回り5.1%

米国通信最大手のAT&Tやメディア大手のワーナーメディアを傘下にもつ。通信セクターは景気が悪くても需要が減るわけでないため、株価が下がりづらいディフェンシブ銘柄の代表である。配当利回りは5.1%と高く、日本のNTTやソフトバンクを上回る。

2 プロクター・アンド・ギャンブル(P&G)──日用品メーカー、配当利回り2.2%

洗剤や化粧品などの一日常必需品を提供する世界最大メーカー。世界180以上の国や地域で事業展開している多国籍企業。景気が悪くても洗剤などの使用量は落ちない生活必需品もディフェンシブセクターの代表だ。配当利回りは2.2%とそれほど高くはないが、業績の安定性はピカイチだ。

3 ユニリーバ──日常必需品メーカー、配当利回り3.0%

洗剤や化粧品などの一日常必需品を提供する世界大手メーカー。イギリスに本社を置き、世界180カ国以上で事業展開している多国籍企業。業績はとても安定しており、配当利回りは3.0%ある。

NISAで米株投資をするなら値動きを抑えた運用を

NISA投資のように長期投資で複利効果を求めるなら、株価変動や業績変動の大きい銘柄でリスクを取る必要はない。業績と株価が安定している企業で配当を受け取りながら着実に資産形成を進めたい。

海外銘柄への投資は、円安時には為替で評価が増えるので有利だ。ただ、円高時には不利だとも言える。分散投資で円資産と外貨建て資産の両方に投資するべきだろう。

配当のディフェンシブ銘柄を国内株と海外株で運用することを検討してみてほしい。

文/編集・dメニューマネー編集部