マネックス証券では9月27日から、dアカウント連携サービスが始まり、投資信託購入にdポイントが使えるようになるのに加えて、投資信託を持っているだけでdポイントが貯まるようになりました。dポイントを使って賢く資産運用をしたい人は、以下の3つのことを押さえておきましょう。
dポイントで投資信託を買える──期間・用途限定ポイントも使える
マネックス証券にdアカウントを連携すると、これまでマネックスポイントしか使えなかった投資信託購入にdポイントが使えるようになりました。1ヵ月あたりの利用上限は5万ポイントです。
投資信託購入には、キャンペーンなどで付与される期間・用途限定ポイントも使えるので、期限内に使い切れないポイントを有効活用できます。この点は、期間限定の楽天ポイントでは投資信託を買えない楽天証券と比べて使いやすいところです。
ただし注意点があり、SBI証券や楽天証券などとは違い、マネックス証券では現物株購入にポイントは使えません。
投信の保有金額に応じてdポイントが貯まる──付与率は月に最大0.26%に引き上げ
マネックス証券とdアカウントを連携すると、投資信託を保有しているだけで受け取れる「投信保有ポイント」がマネックスポイントからdポイント(期間・用途限定)に変わります。
これまでは投信保有でもらえるマネックスポイントをdポイントに等価交換することで間接的にdポイントを貯めることはできましたが、これからは直接貯められるようになったわけです。
なお、9月27日からは、最大付与率が従来の年率0.08%から年率0.26%に引き上げられます。0.26%付与となるのは「日経平均高配当利回り株ファンド」、「フィデリティ・米国優良株・ファンド」など、マネックス証券が指定する9つの投資信託です。
マネックス証券の最大付与率0.26%は、SBI証券の0.25%(平均保有金額1000万円以上かつSBIプレミアムセレクト銘柄の場合)を上回り、主要ネット証券最大となります。
ただし、投信保有ポイントの付与率は投資信託ごとに異なるため、購入前に確認しておきたいところです。
マネックス証券では、dカード(クレジットカード)を使った投資信託の積立でdポイントが貯まります。年会費無料のdカードなら月に最大730ポイント、dカードGOLDかつNISA口座への積立なら毎月1100ポイント貯まるので、あわせてdポイントをお得に貯めましょう。
dアカウント連携と投信購入で200dポイントもらえる
連携開始を記念して、dアカウント連携とdポイントを使った投資信託購入で、もれなく200dポイント(期間・用途限定)がもらえるキャンペーンが行われます(12月31日まで)。
ただし、マネックスポイントの扱いには注意が必要です。というのも、マネックス証券とdアカウントを連携すると、これまで貯めていたマネックスポイントは自動的にdポイントに変換されます。
たとえば、マネックスポイントは、PontaポイントやVポイントなどに交換できますが、dポイントからは交換できません。他のポイントに換えるつもりならば、交換を済ませてから連携を行いましょう。
文・浜崎遥翔(フリーライター)
編集・dメニューマネー編集部