首都圏を走るいくつかの鉄道ではオフピーク通勤をした人にポイントを進呈しています。どの路線で、どのくらいポイントがもらえるのでしょうか。
JR東日本で通勤している人なら年5,000ポイント獲得も
JR東日本は藤沢や川越、東千葉といった、比較的遠くから時差通勤する人を対象にJRE POINTを還元しています。
Suica通期定期券で平日の対象時間帯に対象エリア駅を入場・出場すると、毎月4回目までは5ポイント、5回目以降は25ポイントもらえます。
1ヵ月間にもらえるポイントは420ポイントが上限なので、1年間に最高5,040ポイント貯まる計算になります。
このほかに、今ならオフピーク定期券を買うと金額の5%分のポイントを還元するキャンペーンもやっています。
西船橋駅から東京駅へ通勤している場合なら、1ヵ月のオフピーク定期券代は8,110円なので約406ポイント、3ヵ月定期であれば23,130円なので約1,157ポイントもらえます。
条件は、キャンペーンにエントリーのうえ、JRE POINTに登録したSuicaで買うことで、対象になるオフピーク定期券は、有効開始日が2025年3月31日までのものです。
東西線を使っている人は年6,500ポイント貯まるチャンス
東京メトロ東西線では3つの時間帯に応じて、東京メトロのポイント「メトポ」を還元する「東西線OFF PEAK PROJECT」をやっています。
3つの時間帯はピーク時間帯の前後に設定されており、「すご早ゴールドタイム」では25ポイント、「ちょい早シルバータイム」は15ポイント、「ゆっくりブロンズタイム」で10ポイントもらえます。
たとえば葛西駅であれば、ゴールドタイムは6:20~7:05、シルバータイムが7:05~7:20、ブロンズタイムは9:20~10:20です。
時間帯に応じたポイントのほかに、前月のゴールドタイム達成回数より5回以上多く達成すると50ポイントもらえるステップアップポイントや、毎月のゴールドタイム達成を15回以上続けると50ポイントもらえる継続ポイントもあります。
もし1ヵ月にゴールドタイムを20日間達成すれば500ポイントもらえ、これを1年間続ければ6,550ポイント貯まる計算になります(500ポイント×12ヵ月+継続ポイント50ポイント×11ヵ月)。
西武線でも1,500ポイント貯まるかも
西武線でもスマイルリンク登録したPASMO定期券でオフピーク通勤すると、「SEIBU Smile POINT」がもらえる「オフピークプラス」キャンペーンをおこなっています。
PASMOカードであれば1日5ポイント、モバイルPASMOなら1日15ポイントがつき、西武各線の対象駅から入り、池袋駅、高田馬場駅、西武新宿駅のいずれかから午後12時までに出るのが条件です。
対象となる時間帯はピーク時間帯の前後で、石神井公園であれば6:15~7:15と8:15~9:15になります。
もしPASMOカードで1ヵ月のうち20日間オフピーク通勤したなら100ポイントもらえ、モバイルPASMOなら300ポイントにもらえます。
キャンペーン期間は2025年3月31日までなので、今からならPASMOカードで500ポイント、モバイルPASMOで1,500ポイント貯められるかもしれません(1ヵ月分ポイント×5ヵ月)。
文・江口剛(フリーライター/販促ディレクター)
広告会社で制作物のディレクション、ライティング、プランニング業務に従事。10年ほど前から企業ホームページのコピーライティングやWebメディアの記事執筆を中心にフリーライターとして活動をはじめました。現在は広告・販促の仕事に携わりながらマネー系、マーケティング系の記事を中心に執筆しています。
編集・fuelle編集部