寄付した地域の特産品やサービスなどを実質2,000円でもらえるふるさと納税は、2025年10月以降、ポイント還元が禁止されますが、9月まではポイントがもらえますし、さらに、“今だけ”dポイントの3重取りができます。
お肉や海産物、果物などが人気、注意点は何?
ふるさと納税の返礼品で人気なのは、お肉や海産物、果物といった食べ物で、お肉であれば三重県松阪市の松阪牛や兵庫県神戸市の神戸牛といったブランド牛、海産物なら千葉県成田市のウナギや北海道釧路市のカニ・牡蠣などの豪華な食材が返礼品として受け取れます。
お肉や海鮮だけでなく、フルーツも充実。冬から春にかけてはいちごやみかん、夏から秋にかけては梨や柿、ぶどうといった旬の果物を味わっても良いでしょう。
返礼品の中には、“体験”も用意されていて、長崎県島原市には「島原鉄道1日駅長体験」という返礼品もあります。
ふるさと納税の注意点は、年収や家族構成によって“年間寄付金額の上限”が決まっていることです。
たとえば年収500万円で、専業主夫の配偶者と小学生2人を持つ人は、約49,000円といった具合で、これを超える額の寄付もできますが、お得ではなくなってしまいます。
各ふるさと納税ポータルサイトで、上限を確かめましょう。
ふるさと納税でポイントがもらえる──今なら“3重どり”も!
ふるさと納税は、ふるなびやさとふるなどポータルサイトを通して行うのが一般的で、サイトによっては寄付金額に応じてポイントがもらえます。クレカで支払えばクレカのポイントももらえますし、寄付の前にポイントサイトを経由すれば、そこでもポイントがもらえます。
たとえば、dカードを持っているなら、dカードポイントモール経由でdショッピング ふるさと納税百選にアクセスし、dカードを使って寄付をすれば以下の通り、dポイントを3重取りできます。
・dカード決済でもらえるポイント──還元率1%
・dショッピング ふるさと納税百選でもらえるポイント──還元率4%(特約店ポイント含む)
・dカードポイントモールを経由することでもらえるポイント──還元率1%
合計還元率は6%となり、34,000円以上の寄付で約2,000ポイント貯まります。ポイント還元を上手に使えば、負担額を実質0円にもできるのです。
ふるさと納税はいつすべき?気にしておきたい“2つの期限”
ふるさと納税はいつでもできますが、気にしておきたいのは“年末”と“2025年9月末”です。その理由は、年間寄付金の上限は毎年年末(12月31日)にリセットされ、翌年へ持ち越せないこと、2025年10月以降、ふるさと納税に対するポイント還元が禁止されることです。
ただし、人気の返礼品は年末を待たずに品切れになることもあります。
ポータルサイトからのポイントが付与される2025年は9月までに、2024年と25年のふるさと納税を済まるとよいでしょう。
文・浜崎遥翔(フリーライター/ファイナンシャル・プランナー)
薬剤師として調剤業務に従事しながら、独学でファイナンシャル・プランナーの資格を取得。ファイナンシャルプランナーの知識や自分の節約・資産形成の経験を活かした発信をしたいと思い、金融メディアを中心に執筆活動を開始。現在は薬剤師から専業ライターに転身し活動中。
編集・fuelle編集部
(2024年11月3日公開記事)