「マイナス金利政策」中央銀行が預金金利をゼロ未満にする金融政策

2021/10/27 10:00

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マイナス金利政策とは、民間の金融機関が中央銀行に預けている預金の名目金利をゼロ未満のマイナスにする金融政策です。日本では日本銀行が2016年、経済活性化やデフレ脱却を目的に、量的・質的金融緩和政策として初めて採用しました。 金融機関が金利負担を避けて資金貸し出しへ 対象は金融機関が持つ日銀の当座預金で、金利がマイナスに

マイナス金利政策とは、民間の金融機関が中央銀行に預けている預金の名目金利をゼロ未満のマイナスにする金融政策です。日本では日本銀行が2016年、経済活性化やデフレ脱却を目的に、量的・質的金融緩和政策として初めて採用しました。

金融機関が金利負担を避けて資金貸し出しへ

対象は金融機関が持つ日銀の当座預金で、金利がマイナスになれば、金融機関は資金を預けたままにしておくと金利を支払い続けなければならなくなります。そのため、この政策の実施によって、金融機関が資金を企業への貸し出しや投資に回すことを促す効果が期待できます。【お金の単語帳】