パナソニックは、「ビジネスパーソンの自己投資に関する意識調査」を実施し、結果を公表した。
(1)ビジネスパーソンにおいて、最も重要視する自己投資は「健康に関する投資」が第一位に
ビジネスパーソンに最も重要だと思う自己投資の内容を質問したところ、最も多かった回答は「健康に関する投資」で49.0%と約半数の人が健康への自己投資を最重要視していることが明らかとなった。
自己投資の内容として、スキルアップのための勉強やお金のイメージが強いが、健康を重視する傾向が強いことが判明。
(2)体のケアが仕事のパフォーマンスを左右する?富裕層の83.5%が健康への自己投資を重視
続いて、健康への自己投資をする背景について調査を実施。
体のケアと仕事のパフォーマンス維持との関係性を聞いたところ、ビジネスパーソン全体では「仕事のパフォーマンス維持のために体のケアを重要視している」と回答した人が67.2%と、およそ3人に2人がパフォーマンス維持のために体のケアが重要と回答。
また、何らかの自己投資を行っている富裕層に限ると83.5%と、全回答者と比較して16.3ポイントもの差があることが明らかとなった。自己投資を行っている富裕層は、仕事へのパフォーマンス維持のために、体のケアなどの健康への自己投資をより重視している結果に。
(3)マッサージなどのリフレッシュが仕事パフォーマンスに寄与、約6割が実感する結果に
続いて、体のケアの一環としてマッサージなどのリフレッシュ方法に着目して調査を実施。
健康への自己投資の中でも、「マッサージをはじめとするリフレッシュなどくつろぐことに対する自己投資は、仕事でのパフォーマンス発揮のために重要だと思うか」という質問に対して、全回答者のうち61.5%が非常に重要だと思う、やや重要だと思うと回答した。
また、自己投資を行っている富裕層に限定しても、71.4%が重要だと思うと回答する結果に。
この結果に同社は、健康への自己投資の内容としてマッサージなどのリフレッシュが仕事のパフォーマンス発揮に好影響を及ぼすと考えている人が多数いる実態が明らかになったとしている。
(4)過半数のビジネスパーソンが健康への自己投資を十分にできていない、背景には「時間のなさ」
健康への自己投資を十分にできているかどうか聞いたところ、全回答者のうち半数を超える54.4%があまりできていない、全くできていないと回答。健康への自己投資を重視しつつもできていない人が半数以上いる結果となった。
その理由として、健康への自己投資ができていないと回答したビジネスパーソンでは「時間がない」という理由が最も多く33.5%となっている。
自己投資をしているが、健康への自己投資ができていない富裕層に限ると44.9%と、次点の「何から始めたらいいか分からない」と約20ポイント差があり、「時間のなさ」が健康への自己投資に取り組めていない大きな要因であることが判明。
(5)効率的なくつろぎを求める富裕層、タイパを意識したリフレッシュに72.9%が関心
「マッサージをはじめとするリフレッシュなどくつろぐことに対する自己投資が、より短時間で効率よくできる方法があったらやりたいと思うか」と質問したところ、自己投資を行っている富裕層に限ると72.9%と7割以上が強くやりたい、やややりたいと回答。
時間がない課題感がある富裕層にとって、短時間で効率よくできる、くつろぐことに対する自己投資は需要が高いことが明らかとなった。
■調査概要
調査方法:インターネット調査
調査期間:2024年10月24日~10月28日
調査対象:全国の20代~60代の有職者の男女(自営業・自由業を除く)
地域:全国
有効回答:1,000名(個人年収1000万円以上500名、個人年収500万円以上1,000万円未満500名)
<参考>
パナソニック『ビジネスパーソンの自己投資に関する意識調査』