dカード PLATINUMの申し込みが11月25日に始まることが決まりましたが、年会費29,700円の元を取れるのはどんな人なのでしょうか?
ドコモのサービス利用者──料金の最大20%ポイント還元
dカード PLATINUMを検討したいのは、なんといってもドコモ関連サービスの利用料金を使っている人、これから使おうとしている人でしょう。対象サービスは、ドコモケータイ(eximo、eximoポイ活)、ドコモ光、爆アゲセレクションで、これらの利用料金(税抜き)をdカード PLATINUMで支払うと、最大20%分のdポイント還元を受けられるからです。
なお1年目の還元率は一律20%で、2年目以降は月間ショッピング利用金額が20万円以上なら還元率20%、10万円以上20万円未満なら15%、10万円以下なら10%と毎月変わります。
たとえばドコモケータイとドコモ光で毎月10,000円(税抜き)の支払いがある場合の特典は、月に最大2,000ポイント、年間最大24,000ポイント(還元率20%の場合)です。これだけで年会費の約8割をまかなえます。
年間200万円以上買い物をする人──最大40,000円分の利用特典
次にdカード PLATINUMを持ちたい人は、クレカの年間利用額が100万円や200万円を超える人です。100万円ごとに10,000円分の年間利用特典(最大40,000円分)を受け取れるからです。
具体的には、年間100万円の利用で10,000円分、200万円の利用で20,000円分といった具合です。年間利用特典はふるさとチョイスやdショッピング、ケータイ購入などで使えるクーポンに換えられます。
dカード GOLDも、年間利用額が100万円を超えると10,000円もらえますが、これは一律のため、200万円使っても、もらえるのは10,000円です。
このため、年間利用額が200万円を超える人は、dカード PLATINUMへ変更したいところです。
なおdカード PLATINUMの会費は29,700円のため、利用金額が年間300万円を超えれば、30,000円分の特典がもらえ、これだけで元が取れます。
高額スマホを使う人──最大20万円のケータイ補償
dカード PLATINUMを持つといいのは、高額のスマホを買う予定がある人です。dカード PLATINUMでスマホを買うと、紛失や全損で新たなスマホが必要となったとき、「dカードケータイ補償」により、買い直しにかかる費用が最大20万円まで補償されます。
近年、スマホの価格は上昇傾向で、たとえばドコモのiPhone 16 Pro(128GB)は192,830円です。これを壊したり失くしたりした場合、dカード PLATINUMなら、自己負担なく新品を手にできます(dカード GOLDは10万円まで補償されるため、92,830円は自己負担になります)。
dカード GOLDからのランクアップで、高額なスマホも安心して使えるわけです。
dカード PLATINUMの特典はこのほかにもあり、▼マネックス証券の投信クレカ積立で年間最大37,200ポイント(期間・用途限定)が貯まる(毎月10万円をNISA口座で積立、2年目以降は毎月20万円以上のショッピング利用があった場合)、▼「プライオリティパス」(年間329米ドル相当)により世界1,600ヵ所の空港ラウンジを年間10回まで使える──などが代表的なところでしょう。
上手に使えば、年間29,700円の元を取るのは、それほど難しくないでしょう。
文・浜崎遥翔(フリーライター/ファイナンシャル・プランナー)
薬剤師として調剤業務に従事しながら、独学でファイナンシャル・プランナーの資格を取得。ファイナンシャルプランナーの知識や自分の節約・資産形成の経験を活かした発信をしたいと思い、金融メディアを中心に執筆活動を開始。現在は薬剤師から専業ライターに転身し活動中。
編集・fuelle編集部