「一目均衡表」メイド・イン・ジャパンのテクニカル分析

2021/10/29 09:00

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一目均衡表は、1930年代に日本で生まれたテクニカル分析です。当時の都新聞(現・東京新聞)の商況部長だった細田悟一氏が、一目山人(ペンネーム)というペンネームで多くのスタッフと完成させた分析手法で、いまでは世界中の投資家にも親しまれています。一目均衡表は、時間論、波動論、値幅観測論(水準論)で構成され、将来の変化日を予

一目均衡表は、1930年代に日本で生まれたテクニカル分析です。当時の都新聞(現・東京新聞)の商況部長だった細田悟一氏が、一目山人(ペンネーム)というペンネームで多くのスタッフと完成させた分析手法で、いまでは世界中の投資家にも親しまれています。一目均衡表は、時間論、波動論、値幅観測論(水準論)で構成され、将来の変化日を予測していく分析手法で、ローソク足と5本の補助線(基準線、転換線、遅行線、先行スパン1、先行スパン2)を用いて、相場の動きが視覚的にわかるように設計されています。

チャート上に現れる「雲」が相場の転換点を示す

先行スパン1と先行スパン2に挟まれた領域を「雲」と呼び、この雲が抵抗帯や支持帯となり、雲の厚さなどから相場の強弱を読み取ることができます。「雲」は多くの投資家が注目するシグナルですが、これ以外にもさまざまな活用方法やシグナルが存在しています。株式投資だけではなく、FX投資家にもお馴染みの分析手法です。【お金の単語帳】