「コール市場」金融機関同士が短期の資金を貸し借りする場

2021/11/03 17:00

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コール(Call)とは「呼べば応える」という意味で、コール市場とは金融機関同士が短期の資金を融通し合う市場です。銀行は通常、預金など短期の資金を受け入れて企業や個人に長期で貸し出し、それが多くなると預金の払い戻しなどの短期の資金が不足するため、手元資金に余裕のある他の金融機関から借りる必要があります。その貸し借りの場と

コール(Call)とは「呼べば応える」という意味で、コール市場とは金融機関同士が短期の資金を融通し合う市場です。銀行は通常、預金など短期の資金を受け入れて企業や個人に長期で貸し出し、それが多くなると預金の払い戻しなどの短期の資金が不足するため、手元資金に余裕のある他の金融機関から借りる必要があります。その貸し借りの場となるのがコール市場です。

「無担保コール翌日物」の適用金利が政策金利に

コール市場で最も代表的なのは「無担保コール翌日物」で、無担保で資金を借りて翌日に返済する取引です。これに適用される金利が「無担保コール翌日物金利(オーバーナイト・レート)」で、日本銀行の政策金利として機能しています。【お金の単語帳】