年齢別(25歳~60歳まで5歳刻み):毎月必要な積立金額を確認!

2025年の目標を決めた人も多いのではないでしょうか。なかには、毎月の節約や収入アップなどお金に関する目標を決めた人もいるかもしれません。
節約や収入アップを目指す人は、余裕ができたお金で資産形成を検討してみてはいかがでしょうか。2024年から開始した新NISAを利用すれば、より効率的に資産形成をおこなえます。
そこで本記事では、新NISAのつみたて投資枠を利用した資産形成で65歳までに1000万円増やす方法を紹介します。運用開始年齢別に、毎月必要な積立金額を紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
※編集部注:外部配信先では図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。
新NISAのメリットを確認
まずは、なぜ新NISAが資産形成におすすめなのか確認しましょう。
新NISAは、非課税で投資ができる制度です。通常の課税口座で運用する場合、投資で得た利益には約20%の税金がかかります。
ただし、新NISAで運用をすれば、この税金がかかりません。利益を全額受け取ることができるため、より効率的な資産運用が可能です。

また、従来の一般NISA・つみたてNISAと比較して、新NISAは投資できる金額が増額となり、非課税期間も無期限です。そのため、より老後資金の運用に向いている制度になっています。
新NISAで65歳までにあと1000万円を用意するためには
新NISAのメリットを確認したところで、65歳までに新NSIAの積立投資枠で1000万円を用意できるかシミュレーションしてみましょう。
運用期間中、利回り年3%で運用できた場合、25~60歳までの運用開始年齢別にみた、1000万円を用意するために必要な毎月の積立金額は以下のとおりです。

65歳到達時点で1000万円用意するために必要な積立金額
積立開始年齢 必要な積立金額
- 25歳 月1万1000円
- 30歳 月1万4000円
- 35歳 月1万8000円
- 40歳 月2万3000円
- 45歳 月3万1000円
- 50歳 月4万5000円
- 55歳 月7万2000円
- 60歳 月15万5000円
※運用利回り年率3%でシミュレーション
当然ですが、早く積立投資を始めるほど、必要な毎月の積立金額は少なくなります。
25歳から積立投資を始めた場合、毎月1万1000円の積立で1000万円を用意することが可能というシミュレーション結果となりました。一方で、60歳から運用を始める場合、毎月15万5000円の積立が必要となります。
そのため、いつから新NISAを始めるべきか悩んでいる人は、早く始めましょう。
老後にもらえる年金も確認
新NISAで老後に向けて1000万円貯める方法をシミュレーションして確認しましたが、老後は年金を受け取れます。
そのため、老後の生活を考えるうえではどれくらい年金が受け取れるのか知っておくことが重要です。以下の条件で、現役時代の平均年収別に年金受給額をシミュレーションしましょう。
- 1973年生まれ
- 23歳から65歳到達まで会社員として勤務
- 65歳から年金受取を開始
シミュレーションの結果は以下のとおりです。

平均年収ごとの目安年金受給額(額面)
平均年収 年金受給額の目安(額面)
- 200万円 月10万7000円
- 300万円 月12万7000円
- 400万円 月14万2000円
- 500万円 月16万2000円
- 600万円 月18万1000円
- 700万円 月19万7000円
- 800万円 月21万3000円
- 900万円 月23万4000円
平均年収300万円の人は月12万7000円、平均年収600万円の人は月18万1000円の年金を受け取れるという試算結果になりました。勤務期間などによって受給額は変動しますが、一つの目安にしてみてください。
今から老後のために準備を始めよう
老後に向けて必要な対策は、人によって異なります。
そのため、まずは老後にどれくらいお金がかかるのか、年金をいくら受け取れるのかをシミュレーションしましょう。そこから老後に向けてお金を貯める必要があるのか試算できれば、新NISAで毎月必要な積立金額を出すことができます。
もちろん、寿命によっても必要な金額は異なるため、完璧なシミュレーションはできませんが、自分で老後のお金について把握している人と把握していない人の差は大きいです。
ぜひ、将来やってくる老後に向けて、今から対策を始めてみてください。

参考資料
(2025年1月8日公開記事)