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【投資のプロが解説】不労所得「月5万円」を達成するための5つのSTEP

2025/02/04 12:00

注意点とは? 「投資」が一般的なものとなっている現在、労働の対価として報酬を受け取るだけでなく、「不労所得」によって少しでも生活にゆとりを持ちたいと考えている方も多いのではないでしょうか。 不労所得を得るというのは、そう簡単にできることではありませんが、しっかりと計画を立て、STEPを踏み、その仕組みを作り上げることが

注意点とは?

「投資」が一般的なものとなっている現在、労働の対価として報酬を受け取るだけでなく、「不労所得」によって少しでも生活にゆとりを持ちたいと考えている方も多いのではないでしょうか。

不労所得を得るというのは、そう簡単にできることではありませんが、しっかりと計画を立て、STEPを踏み、その仕組みを作り上げることができれば、決して達成できないものではありません。

そこで今回は、毎月5万円の不労所得を達成するための5つのSTEPについて、詳しく解説していきます。

※編集部注:外部配信先では図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。

【STEP1】目標を明確にする

月5万円を年間で計算すると、60万円になりますが、これを不労所得として得るためには、まずは必要な元本や目指すべき投資収益率を知っておくことが重要です。

【STEP2】資金の確保と初期投資

投資するために必要な元本が分かったら、次にその分の資金を確保する必要があります。

貯金や不要な支出の見直し、副業などを活用して、初期投資にかかる資金を準備しましょう。

なお、最初に準備できる資金が少ない場合でも、少額投資を積み重ね、継続的に複利効果を利用することによって、資産を成長させていくことができます。

【写真全4枚中1枚目】積立投資のイメージ、2枚目以降で、投資先別のリスク&リターン関係図などをご紹介
積立投資のイメージ
出所:金融庁「NISA特設ウェブサイト:資産形成の基本」

実際、一括で投資するのではなく、積立投資として、あらかじめ決まった金額を継続して投資することによって、少ない金額からコツコツと資産形成を行うことが可能です。

【STEP3】投資先を選択する

次に、安定的な収入が見込める投資先を選択することが重要です。

主な投資先(例)

  • 株式投資:上場企業の株式を購入して、会社の運営に直接関わらなくても利益の一部を受け取ることができる
  • 債券:国や企業などの発行体が、投資家から資金を借り入れるために発行する。投資家は利子を受け取ることができる
  • 投資信託:プロが複数の銘柄を組み合わせて運用する。
  • REIT(リート):国内外の不動産に投資する投資信託

【STEP4】リスク管理

投資先を1つだけに絞るのではなく、上記のような複数の収入源を確保し、分散投資することによって、リスク管理を行うことが大切です。

資産分散「安全性・収益性・流動性」
資産分散「安全性・収益性・流動性」
出所:金融庁「NISA特設ウェブサイト:資産形成の基本」

実際、金融商品によってその安全性や収益性はさまざまなため、リスクとリターンのバランスを考慮しながら投資先を選ぶ必要があります。

また、市場の短期的な変動に動揺せず、長期的な投資プランを立て、それに沿った資産運用を心がけるようにしましょう。

【STEP5】複利の有効活用

《単利・複利》運用成果の比較
《単利・複利》運用成果の比較
出所:金融庁「「貯める・増やす」~資産形成」

最初のうちは、得られた収入を再投資し、複利を有効活用して資産を増やすことで、将来的により大きな不労所得を得ることが可能になります。

不労所得「月5万円」を目指す際の注意点

ここまで、不労所得「月5万円」を達成するための重要な5つのSTEPについて解説しましたが、ここからは、実際にこれらを実行する際の注意点をいくつか紹介していきます。

投資先を分散させる

リスク・リターン関係図
リスク・リターン関係図
出所:金融庁「「貯める・増やす」~資産形成」

前述した通り、金融商品によってその安全性や収益性はさまざまです。不労所得を目指すどころか損失を被ってしまったという事態を避けるためにも、各商品の性質や考えられるリスクについて十分に理解した上で、自身の目標を達成できるようなポートフォリオを構築することが大切です。

確定申告を忘れずに行う

株式投資など有価証券への投資によって得られる不労所得には、「インカムゲイン」と呼ばれる配当金や投資信託分配金のほか、債券や預貯金などの利子のようなものも含む配当所得があります。

また、株式投資や投資信託においては、配当金や分配金ではなく、値上がり益を取り崩すことによって不労所得を得る「キャピタルゲイン」と呼ばれる譲渡所得があります。

そして、これらの所得には、当然所得税がかかってくるため、確定申告を忘れずに行うことが大切です。

まとめ

不労所得を得る方法はさまざまです。今回ご紹介したような、株式投資や債券、投資信託REITなどをうまく組み合わせ、リスクとリターンのバランスを取ることによって、比較的安定した不労所得を目指すことが可能です。

また、確定申告を忘れずに行うなど、納税に関しても注意しながら、STEPを踏んで投資計画を立てることで、生活に余裕を持たせ、経済的な安定を目指しましょう。

将来的に不労所得を得たいという方は、今のうちからしっかりと仕組みづくりを行っておくことをおすすめします。

参考資料

  • 金融庁「NISA特設ウェブサイト:資産形成の基本」
  • 金融庁「「貯める・増やす」~資産形成」

(2025年1月29日公開記事)