元AKB女子がお風呂でキスの応酬……モテ男女が見せる終盤劇『ラブパワーキングダム』第7話

2025/04/03 19:00

(C)AbemaTV,Inc. 日本で“爆モテ”人生を謳歌する男女16名の恋愛強者たちが、トルコを舞台にハイクラスな恋の駆け引きに身を投じ、モテの頂点を目指す恋愛番組『ラブパワーキングダム~恋愛強者選挙~』(ABEMA)。共同生活中は異性同士での“モテ選挙”を開催。最もモテているメンバーからそうでないものまでが“モテラ
(C)AbemaTV,Inc.

 日本で“爆モテ”人生を謳歌する男女16名の恋愛強者たちが、トルコを舞台にハイクラスな恋の駆け引きに身を投じ、モテの頂点を目指す恋愛番組『ラブパワーキングダム~恋愛強者選挙~』(ABEMA)。共同生活中は異性同士での“モテ選挙”を開催。最もモテているメンバーからそうでないものまでが“モテランキング”で丸わかりにされることで、見えてこなかった人間の素性が次々と露わになっていく。

 以下より、4月2日公開の7話から見どころを紐解いていく。細かなネタバレもあるため、ご注意いただきたい。

・FinalモテVOTEは本命票のみで決着 最終日前日にして敗者復活メンバーもカムバック

 恋愛強者たちのモテバトルも、いよいよ終盤戦。旅の最終日である8日目を翌日に控え、“FinalモテVOTE”の内容が発表された。投票できるのは本命票のみ。最終日はついに、“最も惹かれたひとりだけ”を選ぶこととなった。

 また前回の6話で予告された通り、“敗者復活”が開催。脱落後即、日本に強制帰国だったはずのメンバーは別室で旅の模様をモニター鑑賞していたようで、最終日間近にして男女1名ずつが決勝の舞台にカムバックできることとなった。

 敗者復活の方法は、脱落メンバー同士による投票。誰に戻ってほしいか? を自分たちで選ぶ形となった。結果、これまであかね(瀧山あかね)一筋を貫いてきたひろき(田中宏樹)と、圧倒的な美貌を誇りながら、初日にあえなく脱落してしまったレイカ(REIKA)の復活が決まる。ひろきは本業の大手コンサル勤務&会社経営者らしく、この復活を「恋愛証券取引所のストップ安株になっていたから、妥当」と例えていたが、やはり本番組の笑いどころを、けいいち(長谷川惠一)だけに託してはいられない。ここからの逆転劇にも期待がかかる。

・いっせい×みほ、お泊まり中に色気爆発 “峰不二子風呂”でカウントオーバーなキスの応酬

 さて、遡ること前日の6日目。こちらも事前に明かされていた通り、“3rdモテVOTE”で暫定キング/クイーンに輝いたいっせい(森長一誠)とアオイ(AOI)が、それぞれが気になる相手を指名し、特別な“お泊まりデート”に繰り出した。

 まず紹介するのは、いっせいの方から。彼が選んだ相手は、ここ数日で最も同じ時間を過ごしている、みほ(宮崎美穂)。彼女の初日からのアプローチに対して、いっせいは「人狼(つまりはウソつき)」呼ばわりをしていたが、いよいよ心開いてきたか?

 ホテル到着後、ソファーで横並びになり、シャンパングラスをくるくると遊ばせながら「なにする? 一緒に寝る?」「お風呂入るじゃん」と、宿泊先では見せなかった“大人トーク”がフルスロットルになる。そもそも付き合ったら一緒に入浴するか、生まれたままの相手の姿を見慣れてしまう、さらには洗濯も別にしたいなど、日本帰国後の“その後”の展開を意識させられたのは、筆者だけではないはず。前日まで滞在したトルコの絶景=カッパドキア然り、やはり非日常なロケーションは恋する気持ちを加速させるのか。

 すると間もなく、スタジオから“峰不二子風呂”と呼称された、白い湯に真紅のバラの花びら散らばるゴージャスバスに、いっせいがみほをバックハグ状態で入浴。そのまま恋人繋ぎをして、前日に引き続きキスをして、またキスをして……。水場のキスはいつだってエロいものだが、ABEMAが制作してきた恋リアでも、屈指の色気を感じるのは勘違いでもなんでもない。

 ここで、スタジオのYOUがみほの姿を受けて命名した、埼玉西武ライオンズの中村剛也選手の愛称=“おかわりくん”ならぬ、“おかわりちゃん”の称号。「もう一回」と、彼女の方から求めるキスは、もはや数えるのを途中で諦めてしまうほどだったため、納得の命名である。実際、本家おかわりくんのホームランなぞ霞むくらいに、満足がいくまで何度も何度もキスを“量産”していったふたり。最後にベッドインし、シーツで隠れた“その先”が見えなかったのは、もはや想定の範囲内としか言えない。

・アオイ、ありに抱きつきベッドで呟いた「幸せ」 “おらつキング”懐柔したリード力 

 続いては、アオイのお泊まりデート。彼女の立場から考えれば、初代クイーンからの返り咲きを果たしながらも、同時にひろき、ゆうじ(山城裕司)と、自身が案敵的に関係を築いてきた男子が一気に脱落し、戦況がやや傾いている状況である。となると、このお泊まりデートで、確実な票固めをしておきたい(と書きつつ、アオイはこのお泊りデートで、もはや本当に恋をしているようにしか見えなかったのだが)。

 そんな彼女が特別な一夜を共にしたいと願ったのが、あり(亜莉)。つい先日、あかねの揺るがぬ牙城を、突如として発揮した“おらつキング”の一面で崩した期待の存在である。強敵を手玉に取っただけに、アオイもまた弄ばれて終わるのでは……と思ったが、男女の関係は、いわば“じゃんけん”のようなもの。あかねには強くとも、アオイには弱い。結果として、このデートでありは牙を抜かれた獣のようにかしこまってしまい、トルコの甘い夜をリードしたのはアオイの方だった。

 というのも、キングサイズのベッドに腰を下ろし、最初にスキンシップを始めたのは、ありではなくアオイから。序盤こそ、ありが会話するテンポの主導権を握っていたのだが、今回にとどまらず、男性とのカップルタイムでは「くっつくタイプかも」と実演してみると、彼がバックハグをする体制にまでなったあたりから、形成逆転が始まった。

 その状態にあまりに耐えられず、ありの方から少し距離を取るも、今度は彼の左腕に自身の腕を絡ませて、「ずっとこれでよかった」と一言。その際、羽織ものがはだけて、透き通るようなアオイの肩が。さらに小声で、この時間を「幸せ」だと呟いていたが、視聴者としては、ありに対して“ほら、どうした。お前のオラつきはそんなもんじゃないだろ!?”とけしかけたい気持ちにさせられるし、アオイにも“姉さん、お召し物がはだけていますよ……”と伝えたくなってしまう。あり、どうしちまったんだ......。

 そのまま同様のひと問答がありながら、最後にはアオイの方から「いやだ。これがいい。ダメ?」と、“NO”とは言えない甘い言葉も。これはもうキスのタイミングを探っているし、なにか特別なことが始まりそうな空気となったところで……あり×アオイの夜はタイムアップ。惜しくもこの時間は、アオイが求めた腕枕で幕を閉じることとなった。あり、本当にオラつかなくてよかったのか?

 とはいえ夢のようなホテルからの帰還後、ありを待っていたのは数日前、自身をないがしろにし、それに対してソファーに靴で座るほど、オラつきフラストレーションをぶつけた、あかね。たったひと晩ながら、ありと離れ離れになったことを「昨日の夜、めっちゃ嫌だったの」と、これまで見せなかった乙女な一面を覗かせて、さらには気持ちを込めたメモまでしたためてきたという。

 その姿に、ありはあの日に見せたオラつきマインドを忘れて、淡々と、しっかりと対話をしていった。彼は最後、アオイと“色々あった”が「大丈夫だよ」と答えていたが、かつてのおらつキングよ、教えてくれ。大丈夫って……一体なにが?

(文=一条皓太)