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投資に積極的なのは「実家暮らし」それとも「一人暮らし」? 人気の貯蓄・投資方法とは

2025/04/10 13:30

人気の貯蓄方法 1位は2024年に始まったあの制度 今回参考にするのは松井証券が全国20~29歳・社会人5年目以下のビジネスパーソン1000人を対象にした「実家暮らし・一人暮らし(賃貸)のお金の意識調査」。 同調査によれば、貯蓄のためにしていることとして、最も回答率が高いのは「NISA」(26.6%)で、社会人5年

人気の貯蓄方法 1位は2024年に始まったあの制度

今回参考にするのは松井証券が全国20~29歳・社会人5年目以下のビジネスパーソン1000人を対象にした「実家暮らし・一人暮らし(賃貸)のお金の意識調査」。

同調査によれば、貯蓄のためにしていることとして、最も回答率が高いのは「NISA」(26.6%)で、社会人5年目までの貯蓄している人のうち実に4人に1人がNISAを活用していることが明らかになった。次いで「ポイント投資」(16.6%)、「定期預金」(16.2%)、「株式」(16.1%)と続く。

出所:松井証券株式会社調べ

居住形態別でも実家暮らし、一人暮らし(賃貸)ともにNISAが1位。株式投資や投資信託の割合が高い一方で、FXや暗号資産・仮想通貨等では、いずれも一人暮らし(賃貸)の方が取り組んでいる割合が高いという結果になった。

投資に前向きな人は半数を超える

投資への取り組み状況にはどのような特徴があるのだろうか。同調査によれば、投資済み・投資予定(=「すでに購入している/購入しようとしている」)と回答した人は33.6%。購入予定はないが検討、興味がある人まで含めると、投資に前向きな人は59.5%に達した。

出所:松井証券株式会社調べ

また居住形態別で投資済み・投資予定を見てみると、実家暮らしは30.6%だったが、一人暮らし(賃貸)は37.0%と投資に積極的な様子がうかがえる。

1円からでも投資を始めたい

どのくらいの貯金があれば投資を始めたいかという質問については、実家暮らしの40.5%は「いくらあっても投資はしない」と回答。対して一人暮らし(賃貸)では23.6%にとどまった。

出所:松井証券株式会社調べ

金額別で見ると「1円からでも始めたい」から「50万円以下」までは一人暮らし(賃貸)は実家暮らしより割合が高いという結果になった。このことから、一人暮らし(賃貸)では少しでもお金に余裕ができたら投資を行いたいと考えている人が多いということがうかがえる。

情報源で重視するのは「第三者」「口コミ」

投資では情報収集もポイントだ。すでに投資をしている人たちが投資商品を購入する際に参考にした情報源は何だろうか。同調査によれば、最も回答率が高いのは「投資家個人のSNSやYouTubeの情報」(40.1%)だった。

出所:松井証券株式会社調べ

次いで「投資関連Webサイト」(34.2%)、「家族・友人・知人のおすすめ」(31.5%)と続く。第三者や口コミのおすすめ情報を重視していることがうかがえる。

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調査概要 調査主体:松井証券 調査名:実家暮らし・一人暮らし(賃貸)のお金の意識調査 調査対象:全国の20~29歳・社会人5年目以下のビジネスパーソン男女1000人 調査時期:2025年3月

Finasee編集部

「一億総資産形成時代、選択肢の多い老後を皆様に」をミッションに掲げるwebメディア。40~50代の資産形成層を主なターゲットとし、投資信託などの金融商品から、NISAや確定拠出年金といった制度、さらには金融業界の深掘り記事まで、多様化し、深化する資産形成・管理ニーズに合わせた記事を制作・編集している。