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【40代】預貯金、株式、投資信託、いったいいくら保有しているのか?【最新版】

2025/05/06 13:00

40代単身者が持つ金融商品1位は? 全国5000世帯を対象に金融資産や借入金、家計の状況などを聞いた調査「家計の金融行動に関する世論調査2024年」(金融経済教育推進機構)では、金融商品の種類ごとの保有額を質問しています。まずは単身世帯から見ていきましょう。 ※家計の金融行動に関する世論調査2024年(二人以上世帯

40代単身者が持つ金融商品1位は?

全国5000世帯を対象に金融資産や借入金、家計の状況などを聞いた調査「家計の金融行動に関する世論調査2024年」(金融経済教育推進機構)では、金融商品の種類ごとの保有額を質問しています。まずは単身世帯から見ていきましょう。

※家計の金融行動に関する世論調査2024年(二人以上世帯、単身世帯、総世帯の各調査)

40代の金融商品(種類別)保有額ランキング(単身世帯)

出所:金融経済教育推進機構「家計の金融行動に関する世論調査2024年」(※金融資産保有世帯、実数216)

1位 預貯金 503万円(うち定期性預貯金199万円)
2位 株式 385万円
3位 投資信託 268万円
4位 個人年金保険 50万円
5位 生命保険 45万円
5位 債券 45万円

40代単身世帯の金融商品別の保有額1位は「預貯金」で503万円でした。2位は「株式」(385万円)、3位は「投資信託」(268万円)が続きます。

株式と投資信託を足すと653万円で、リスク資産が預貯金を上回っており、全体でも半分近くを占めています。新NISAiDeCoなどの税制優遇制度の普及も影響しているのでしょうか。

●前編「【40代】金融資産保有額ランキング 「2000万円以上」ある世帯の割合は?【最新版】 」

40代二人以上世帯、金融商品(種類別)保有額が多いのは

続いて40代、二人以上世帯の金融商品保有額を見ていきます。

40代の金融商品(種類別)保有額ランキング

出所:金融経済教育推進機構「家計の金融行動に関する世論調査2024年」(※世帯主50代かつ金融資産保有世帯、実数782)

1位 預貯金 551万円(うち定期性預貯金240万円)
2位 株式 227万円
3位 投資信託 160万円
4位 生命保険 155万円
5位 個人年金保険 67万円

こちらも1位は「預貯金」(551万円)。2位は「株式」(227万円)、3位は「投資信託」(160万円)が続きます。

順位は単身世帯と同じですが、リスク資産の金額は控え目のようです。子育て中など近い将来の支出が大きい場合は、預貯金などの安全資産を厚めにしているのかもしれません。また特徴的なのは4位の「生命保険」(155万円)です。単身世帯に比べて金額が大きく、不測の事態を考えて万が一の保障に注目している世帯も多いのでしょうか。

40代はリスク資産が上位に 二人以上世帯はリスクを抑える傾向に

以上から40代の金融資産保有額は、「預貯金」以外には「株式」「投資信託」などのリスク資産が上位にランクインしました。老後まで時間があることからか、リスクを取って資産形成に励んでいることがうかがえる結果に。一方で二人以上世帯は単身世帯に比べてリスク資産を抑え、代わりに生命保険など万が一の保障を厚めにしているようです。

<調査概要> 調査名/「家計の金融行動に関する世論調査2024年」(金融経済教育推進機構) 調査時期/令和6年6月21日~7月3日 調査対象/単身世帯:全国2,500世帯(20歳以上80歳未満で単身で世帯を構成する者)、二人以上世帯:全国5,000世帯(世帯主が20歳以上80歳未満で、かつ世帯員が2名以上)、総世帯:令和3年調査より二人以上世帯、単身世帯の調査方法が同一となったことから、両調査の計数を合算する形で作成を開始した参考計表 調査方式/インターネットモニター調査

Finasee編集部

「一億総資産形成時代、選択肢の多い老後を皆様に」をミッションに掲げるwebメディア。40~50代の資産形成層を主なターゲットとし、投資信託などの金融商品から、NISAや確定拠出年金といった制度、さらには金融業界の深掘り記事まで、多様化し、深化する資産形成・管理ニーズに合わせた記事を制作・編集している。