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物価高に賃上げが追い付かない? 副業・複業を検討する人が「収入アップ」以外に求めるものとは

2025/05/20 18:30

副業・複業による年収アップにも「103万円の壁」? 今回参考にするのはキャリア支援などを行うウェルビーイングスによる、国内在住の20歳以上の男女360人を対象にした調査だ。 副業・複業に興味をもつ人はどの程度いるのか。調査によれば、「興味がある」と回答した人は63.0%にのぼった。 また興味があると回答

副業・複業による年収アップにも「103万円の壁」?

今回参考にするのはキャリア支援などを行うウェルビーイングスによる、国内在住の20歳以上の男女360人を対象にした調査だ。

副業・複業に興味をもつ人はどの程度いるのか。調査によれば、「興味がある」と回答した人は63.0%にのぼった。

出所:ウェルビーイングス 「収入と働き方に関する調査」

また興味があると回答した人に、どのくらいの収入アップ(年額)を希望するか聞いたところ、最も回答率が高いのは「10万円以上50万円未満」で40.1%。僅差で「10万円未満」(37.9%)が続いた。回答者に「専業主婦」「パート・アルバイト」が含まれることから、昨今話題の「103万円の壁」など、扶養控除から外れることを考慮して回答した人もいるのかもしれない。

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収入アップだけじゃない 副業・複業に期待すること

副業・複業に興味がある人は何を期待しているのか。同調査によれば、副業・複業に期待することとして断トツで回答率が高いのは、やはり「収入アップ」(93.8%)。

出所:ウェルビーイングス 「収入と働き方に関する調査」

「スキルアップ」(25.6%)が続いた。仕事内容によっては本業では使わないスキルを習得できそうだ。また「自己実現」(13.7%)が3位に。たとえば自分の趣味を収益化できたら、仕事も苦にならないかもしれない。

プライベートな時間がなくなる? 副業・複業の不安・課題

本業とは別に副業・複業を行うとなると、当然プライベートな時間は削られる。副業・複業に興味がある人でも、そのあたりは気になるかもしれない。同調査でも、副業・複業を行う上で感じる不安や課題について質問している。最も回答率が高いのは「時間的制約」(66.5%)だった。

出所:ウェルビーイングス 「収入と働き方に関する調査」

また仕事内容によっては専門的な知識が求められることから「スキル不足」(48.9%)を挙げる人も2番目に多かった。

調査概要 調査名:収入と働き方に関する調査 調査主体:株式会社ウェルビーイングス 調査対象:国内在住の20歳以上の男女360人 調査期間:2025年4月15日~2025年4月16日

Finasee編集部

「一億総資産形成時代、選択肢の多い老後を皆様に」をミッションに掲げるwebメディア。40~50代の資産形成層を主なターゲットとし、投資信託などの金融商品から、NISAや確定拠出年金といった制度、さらには金融業界の深掘り記事まで、多様化し、深化する資産形成・管理ニーズに合わせた記事を制作・編集している。