ファミマの『はっ水パーカー』が思ったより良くてずっと着てる

2025/05/27 04:11

コンビニウェアは救世主となるか!? 「レイン忘れたあぁぁ〜〜〜!」 そんなピンチの時に使えそうなアイテムを、とあるコンビニで発見しました。 それが、ファミリーマートで買える『はっ水パーカー』。 じつはファミマ、近年ウェア類の開発に力を入れており、2021年からオリジナルブランドを発足させ

コンビニウェアは救世主となるか!?

「レイン忘れたあぁぁ〜〜〜!」

そんなピンチの時に使えそうなアイテムを、とあるコンビニで発見しました。

それが、ファミリーマートで買える『はっ水パーカー』

じつはファミマ、近年ウェア類の開発に力を入れており、2021年からオリジナルブランドを発足させているんです。

その名も『コンビニエンスウェア』

コンビニエンスウェア(Convenience Wear)は、数々の有名ブランドを手がけるファッションデザイナー落合宏理氏が監修しているファミマのオリジナルブランド。

※すべて税込価格(2025年5月現在)

いい素材、いい技術、いいデザイン。」をコンセプトに、こだわり抜かれたアイテムが多数展開されています。

お値段もアパレルアイテムとしてはお買い得な価格設定といえるでしょう。

ー たなか ー

どうも、この手のアイテムが気になりがちな編集部たなかです!   普段からちょこちょこ買ってるファミマ服。とくに靴下は、ほぼ毎日ファミマソックスってほど愛用中。履き心地が良いんですよね〜

【実物レビュー】はっ水パーカーの特徴

では、『はっ水パーカー』の特徴をチェックしていきましょう!

サイズラインナップは、MとLの2種類。

172cm/67kg(ウエスト約80cm)でLサイズをチョイスしましたが、ゆったりシルエット好きの私にとってはちょうど良いサイズ感。スウェット類を着込んでもまだ少しゆとりがあります。

サイズのわりには丈が短めな印象で、「身幅はちょうどいいけど、丈が短い……」と感じる方が少なくないかもしれません。

ー たなか ー

ちなみにお値段は、税込4,389円。※   コンビニって考えると激安とはいえませんが、この手のアイテムとしては“まあ安いか〜”くらいですかね。

※2025年5月現在

(この表の詳細な内容は元記事をご確認ください)

最大の特徴は「ダントツ撥水®」

『はっ水パーカー』というだけあって、撥水にはかなりこだわりがあるよう。

それもそのはず、生地には小松マテーレ社の「ダントツ撥水®」というファブリックが使用されているのです。

試しに、Tシャツを中に入れた状態で、シャワーを1分ほど当て続けてみました。

見事な撥水力です。水切れがよく、水滴がしっかり玉になって流れているのが分かります。

中のTシャツはというと……

濡れてる〜〜(笑)

真ん中のジップから染み込んでしまったようです。止水ジップを使用しているわけではないので、ジップからの浸水は免れないようです。

しかし、生地の部分はまったく濡れていませんでした。

ー たなか ー

まさかの展開に動揺を隠せませんが(笑)   生地自体のダントツな撥水力は証明できたのではないでしょうか。

また、「ダントツ撥水®」は耐久性の高さもポイントです。

小松マテーレ社の公式サイトによると、なんと100回洗濯しても撥水性能が持続するとのこと。

さらに、摩耗にも強く、生地同士がこすれても撥水力はそのまま。釣りやアウトドアなど、動きの多いシーンでも安心です。

ー たなか ー

ちなみに、裏地のシームテープなどの加工はありません。   なので、縫い目からの浸水も可能性としてはあり得るかもしれませんね。

豊富な収納ポケット

表側には胸のジップ付きポケットと、左右側面に1つずつポケットが付いています。

側面のポケットをアップしてみると、このような感じ。片手がすっぽり入るくらいの大きさで、ジップは付いていません。

内側も同じくらいサイズのジップなしポケットが左右に1つずつ付いており、ポケットは全部で5カ所。

収納はかなり豊富といえるでしょう。

パッカブル仕様でコンパクトに

このパーカーはパッカブル仕様で、胸ポケットを裏返すことで収納袋になります。

最終的には片手に収まるくらいコンパクトに。

バッカンやタックルボックスに入れておいても邪魔にならないサイズ感で携行性はかなり良さそうです。

とにかく軽い!

羽織った時に感じたのが、めちゃくちゃ薄くて軽いということ。実際に重さを測ってみると、111gでした。

市場に出回っているレインジャケットをいくつか見てみると、大体150〜250gといったところ。

つまり、はっ水パーカーは一般的なレインの半分くらいの軽さといっても過言ではないということです。

ー たなか ー

軽さは一番の衝撃ポイント。   “一般的なレインの半分”と言われても何も違和感はありません!

着る人を選ばないシンプルなデザイン

無地でロゴも入っておらず、デザインはとにかくシンプル

クセがないので、性別や年齢を問わず着られるのも魅力です。これぞ“コンビニエンスウェア”といった仕上がりといえるでしょう。

ー たなか ー

個人的に好きなのが、ジップに配置されたファミマカラーの取手。   “ファミマの証”がさりげなく刻み込まれています。

【実釣インプレ】釣りで着用してみて

雨以外も着用したくなる異次元の“軽さ”

特徴でも触れましたが、着心地がとにかく軽いです。

防風というわけではありませんが、ある程度の風の侵入も防いでくれるので、超軽量ウインドブレーカーとしても十分に役立ってくれます。

個人的には、暖かい時期のマズメの時間帯に羽織るものとしてかなりベスト。

“肌寒いと感じたときにちょうどいいパーカー”です。

軽い着用感が心地よすぎて、雨が降っていなくてもついつい袖を通してしまいます。

ー たなか ー

正直、“撥水”よりも“軽い”に惹かれてしまっています(笑)   レインウェアを羽織るには暑すぎるーーそんなシーンにちょうど良いイメージですかね。

小雨程度なら浸水の心配はなし

何度か雨の日に着用していますが、小雨程度であればこれ一枚で十分です。

“ダントツ撥水”がしっかり仕事をしてくれています。

なので、万が一雨具を忘れてしまった場合は、現地で購入する価値ありです。

ただし、防水ではないので、水圧がかかるような大雨や長時間の雨天では水が浸み込む可能性があります。

それよりも先に、袖口や縫い目、ジップのところから浸水してしまうかもしれません。

ー たなか ー

あくまでコンビニウェア。割り切りましょう。   ガッツリ雨という場合は、できるだけ釣具屋でレインウェアを調達したほうが安心です。

インナーレインとしてちょうど良かった!

朝から夕方まで小雨〜大雨が降り続ける中で、試してみたこの使い方。

アウターにアウトドアブランドのレインウェア、ミドラーに『はっ水パーカー』、インナーにシャツの組み合わせでしたが、結果的には効果を感じられました。

夕方釣りを終えたころにはさすがにインナーまで浸みていましたが、お昼すぎまではインナーが濡れることもなく快適。

ちなみに防水透湿素材のレインジャケットのみだった同行者は、午前中ですでにインナーまでびしょ濡れに……浸み具合の差は歴然でした。

ー たなか ー

以前に編集を担当した、須江船長の【2枚重ねのすゝめ】をヒントに試してみました!   この方法で浸水が軽減できたのはもちろんのこと、厚着している感がないことがはっ水パーカーならではのメリットだと感じました。

▼【2枚重ねのすゝめ】についてはこちらの記事をチェック

オーバーサイズが動きやすい

ストレッチ素材ではないので生地が伸びるとかはありませんが、ゆったりなサイズ感ということも相まってか、キャストの動作を妨げられることもありませんでした。

動きやすさを求めるなら、オーバーサイズ気味に着用した方がいいでしょう。

ー たなか ー

ジャストサイズだと少し窮屈に感じるかもしれません。

意外と蒸れない!?

レインウェアといえば、防水透湿素材のイメージが強いかと思います。

その特徴は、「雨の侵入を防ぎながらも衣類内の湿気は排出し蒸れを解消、快適な着心地を持続する」ということ。

では、防水透湿素材ではない『はっ水パーカー』は蒸れるのかというと、意外にも蒸れにくく感じられます。

おそらくですが、袖口や裾に調整機能がないことで、体とパーカーのあいだに自然な隙間が生まれ、衣類内の湿気が逃げやすくなっているからではないかと。

生地自体に透湿性はないものの、この“構造的通気性”が快適さにつながっているのではと感じました。

ー たなか ー

ここでもオーバーサイズが功を奏している!?   ジャストサイズで隙間ができない状態だと蒸れるかも……しれません。

タックルボックスや車に常備しておくべし

パッカブルパーカーなので、持ち運びのストレスはほぼ皆無です。

なので、おかっぱり用のバッグやタックルボックス、車などにぜひ忍ばせてみてください。きっと役に立つ時が来るはずです!

ー たなか ー

あとはパーカーの存在を忘れないこと。   ちなみに私の場合は緊急用ではなく、ガッツリ一軍として使っているので、家のクローゼットに常駐しています。 (車常備用でもう1個追加しようか検討中)

さすが、コンビニエンス(便利)すぎた〜

『はっ水パーカー』は良いところも割り切るべきところもあったわけですが、決して釣り用で設計されているわけではないので、それは当然のこと。

雨予報の場合は釣り用・アウトドア用のレインウェアの方が確実であることは間違いありません。

しかしながら、それ以外のシーンであれば十分使えるに値するレベルだと感じました。

釣りやアウトドア用の“本命ウェア”にはならないかもしれませんが、ここぞというときに活躍してくれるので、タックルバッグや車に忍ばせておくのは大アリですよ!

ー たなか ー

何よりもどこでも手に入るということが、最大のメリットかもしれませんね!

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