男女で違う、結婚相手に求めるもの
今回参考にするにするのは、リスクモンスター株式会社による20~59歳の男女を対象にした調査※。同調査では結婚相手の勤務先として望む企業を質問しており、公務員のほかトヨタ自動車や任天堂といった知名度の高い大企業が上位を占めた。
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では結婚相手の勤務先で重視するポイントは何だろうか。調査によれば、全体で最も回答率が高いのは「給与額」で50.9%、「土日休み、有給が取得しやすい」(33.6%)、「雇用形態」(31.6%)が続いた。

給与額という回答について男女別、年代別で見ると、特に女性の回答が58.8%と高く、男性の43.0%と比べて15.8ポイント高い水準だった。ギャップという点では「安定性」でも女性(32.0%)が男性(23.8%)より8.2ポイント高い。女性は結婚相手の収入と安定性を重視する傾向がうかがえる結果に。
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結婚相手の「年収は気にしない」が最多も、希望年収は上昇傾向
結婚相手に求めたい最低年収についても調査では質問を投げかけている。昨今は物価上昇も進んでおり、過去とは回答に変化が見られるかもしれない。結果によれば、全体で最も回答率が高いのは「年収は気にしない」(30.9%)だった。「500万円以上」(16.9%)、「400万円以上」(13.6%)と続く。

しかし男女別で見ると、「年収は気にしない」では、男性(41.8%)と女性(20.0%)で21.8ポイントもギャップがあった。女性では「500万円以上」(19.3%)と「600万円以上」(17.0%)が2位と3位になるなど、58.4%が民間企業の平均年収460万円(2023年版「民間給与実態統計調査」)を超える水準を希望している結果に。
また、前回調査と比較した場合、「年収は気にしない」と「300万円以上」は回答率が低下。物価上昇も影響しているのか、従来と比べて高い年収を結婚相手に希望する人が増えている可能性がある。
調査概要 調査名:第15回「この企業に勤める人と結婚したいランキング」調査 調査主体:リスクモンスター株式会社 調査対象:20~59歳の男女 有効回答数:800サンプル 調査対象企業と選定方法:各業界の大手企業・組織200社を抽出 調査期間:2025年3月3日~2025年3月5日
Finasee編集部
「一億総資産形成時代、選択肢の多い老後を皆様に」をミッションに掲げるwebメディア。40~50代の資産形成層を主なターゲットとし、投資信託などの金融商品から、NISAや確定拠出年金といった制度、さらには金融業界の深掘り記事まで、多様化し、深化する資産形成・管理ニーズに合わせた記事を制作・編集している。