20代、30代では新NISA利用率が4割を超える
資産運用といえば、開始2年目に突入した新NISAを思い浮かべる人もいるかもしれない。株式会社ロイヤリティ マーケティングによる20代~60代の働く男女1000人を対象にした意識調査を参考に貯蓄や新NISAなどの資産運用の現状を見ていこう。
同調査で聞いている新NISAの利用状況の結果では、「現在利用している」と回答した人は35.6%。一方で「利用予定なし」と回答した人は39.9%と、利用率を上回る水準だった。
年代別で見ると、「現在利用している」と回答した割合が最も高いのは20代で44.5%、次いで30代が41.5%。両年代とも利用率が「利用予定なし」の割合を上回り、全体の傾向とは逆転現象が生じている。若年層の新NISA利用率の高さがうかがえる結果となった。
旧NISA時代からの利用率の推移を見ると、2023年5月の第1回調査が31.9%で、第6回の今回も含めて一度も4割に届いていない。さらなる普及に課題がありそうだ。
▼新NISAを利用しているか
出所:「Pontaリサーチ」調べ
過去1年間で増やした金融資産 普通預金に次ぐ2位は?
続いて、金融資産の商品別の保有割合について見ていこう。結果によれば、保有金融資産のうち最も多くを占めるものとして「普通預金」が53.8%と最も高い回答率となった。次いで「株式・投資信託などの金融商品」(15.5%)、「定期預金」(14.8%)。最も保有している金融商品が株式や投資信託などのリスク資産という人も一定数いるようだ。
▼現在保有している金融資産のうち、最も多くを占めるもの
なお、同調査では過去1年間で最も大きく増やした金融商品についても質問している。その結果、最も回答率が高いのは「普通預金」で25.7%だったが、「株式・投資信託(NISAなど)」(22.1%)も2割を超え、存在感を示している。
▼過去1年間で、最も大きく増やした金融商品(またはサービス)
●“守り”と“増やす”の資産配分、最適は? 後編「理想の資産配分は「守り80%、増やす20%」? 金利上昇で“預金への移行”、その実態とは」で詳しく取り上げる。
調査概要 調査名:生活者の金融資産の保有状況と運用意識に関する調査 調査主体:株式会社ロイヤリティ マーケティング 調査対象:国内在住20代~60代の働く男女1000人 調査期間:2025年5月7日~5月9日
Finasee編集部
「一億総資産形成時代、選択肢の多い老後を皆様に」をミッションに掲げるwebメディア。40~50代の資産形成層を主なターゲットとし、投資信託などの金融商品から、NISAや確定拠出年金といった制度、さらには金融業界の深掘り記事まで、多様化し、深化する資産形成・管理ニーズに合わせた記事を制作・編集している。