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投信残高115兆円で過去最高! 「オルカン」「S&P500」を流入額で抜いたのは?「FANG+」はトップ10落ち!?

2025/07/16 07:00

三菱アセット・ブレインズがまとめた2025年6月の公募ファンドの純資産残高は約115兆921億円で前月比約4兆7870億円増加した。純資産残高は2カ月連続で増加し、2025年1月時点の史上最大の約111兆5526億円を5カ月ぶりに更新した。「外国株式型」の増加額は約3兆7112億円で残高は約66兆7412億円と史上最高

三菱アセット・ブレインズがまとめた2025年6月の公募ファンドの純資産残高は約115兆921億円で前月比約4兆7870億円増加した。純資産残高は2カ月連続で増加し、2025年1月時点の史上最大の約111兆5526億円を5カ月ぶりに更新した。「外国株式型」の増加額は約3兆7112億円で残高は約66兆7412億円と史上最高を更新した。また、「国内株式型」は純資産残高が約3877億円増加し、「複合資産型」も約3529億円の増加など、「国内債券型」(約22億円の減少)と「不動産投信型」(約42億円の減少)を除く資産クラスで純資産残高が増加した。

資金流入額は約5190億円と前月(約8100億円)より減少し、5カ月連続で流入額は減額したが、19カ月連続の資金流入超はキープした。資産別には「外国株式型」(約4830億円)、「複合資産型」(約800億円)の順に資金を集めた。三菱アセット・ブレインズは、「流入額上位ファンドでは、米国株式を主要投資対象とするファンドがパッシブ・アクティブを問わず順位を下げている。当月末にはS&P500種指数が過去最高値を更新するなど、米国株式市場そのものは堅調であるものの、前月同様、株価回復に伴う戻り売りや短期志向の投資家による利益確定売りが流出要因になったと推察される」と分析している。

◆資金流入額で米国株式ファンドが低調

流入額上位10ファンドでは、トップに単位型の「(早期償還条項付)野村ハイベータ日本株2506」が入った。新規設定額の1524億円は今年の最大規模であり、国内株式型ファンドとして過去3番目に大きな設定額になった。前月に資金流入額トップだった「eMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)」(流入額1452億円、前月1620億円)は第2位に後退し、前月第2位だった「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」(同1034億円、前月1420億円)は第3位だった「インベスコ 世界厳選株式オープン(ヘッジなし、毎月決算型)」(同1115億円、前月1029億円)に抜かれて第4位に後退した。

また、第5位に「ピクテ・ゴールド(為替ヘッジなし)」、第7位にも「三菱UFJ純金ファンド」が入り、純金(ゴールド)への投資が人気化している。一方、資金流入額ランキングでトップ10の常連だった「アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信」や「iFreeNEXT FANG+インデックス」がトップ10から外れた。

◆パフォーマンスは引き続き「半導体」「暗号資産」

個別ファンドの月間騰落率ブル・ベア型、通貨選択型を除く)では、「国内株式型」の「ニッセイ・S日本半導体株式インデックスF<購入・換金手数料なし>」が18.93%でトップ。次いで、「外国株式型」の「インベスコ 世界ブロックチェーン株式ファンド」の18.50%、「同(予想分配金提示型)」18.36%、そして、「国内株式型」の「野村インデックスファンド・日経半導体株」(17.50%)、「eMAXIS 日経半導体株インデックス」(17.49%)が続いた。半導体関連や暗号資産関連のファンドが大きく上昇したのは前月同様だが、今月は国内半導体株の上昇が目立った。

◆分配金利回りトップは「WCM 世界成長株厳選ファンド」

分配金利回りのトップは前月第2位の「WCM 世界成長株厳選ファンド(予想分配金提示型)」が26.53%で上がった。前月トップだった「フィデリティ・グロース・オポチュニティ・ファンドD」は24.27%で第2位に後退した。第3位、第4位には前月に続いて「グローバル・ロボティクス株式ファンド(予想分配金提示型)」と「グローバル・ロボティクス株式ファンド(為替ヘッジあり、予想分配金提示型)」が24.00%で入った。第5位はオプション取引で「ブラジル株式カバードコール戦略」と「米ドル(対円)の通貨カバードコール戦略」を組み合わせた「ブラジル株式ツインαファンド(毎月分配型)(ツインα)」の21.90%、第6位は「フィデリティ・米国株式ファンド」の21.11%だった。第7位の「ブラジル株式ツインαファンド(毎月分配型)(シングルα・米ドル)」の20.62%までが分配金利回り20%を超えている。

執筆/ライター・記者 徳永 浩

Finasee編集部

「一億総資産形成時代、選択肢の多い老後を皆様に」をミッションに掲げるwebメディア。40~50代の資産形成層を主なターゲットとし、投資信託などの金融商品から、NISAや確定拠出年金といった制度、さらには金融業界の深掘り記事まで、多様化し、深化する資産形成・管理ニーズに合わせた記事を制作・編集している。