「貸借銘柄」制度信用取引でカラ売りができる銘柄

2021/12/08 06:00

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貸借銘柄とは、制度信用取引において、買い建てだけではなく、株価の下落によって収益を狙える売り建て(カラ売り)が行える銘柄を指します。貸借銘柄の選定は、新規上場銘柄については上場の都度、すでに上場している銘柄は決算期ごとに毎月、取引所が証券金融会社と協議のうえ行っています。なお、信用取引には、証券取引所に規則に従って返済

貸借銘柄とは、制度信用取引において、買い建てだけではなく、株価の下落によって収益を狙える売り建て(カラ売り)が行える銘柄を指します。貸借銘柄の選定は、新規上場銘柄については上場の都度、すでに上場している銘柄は決算期ごとに毎月、取引所が証券金融会社と協議のうえ行っています。なお、信用取引には、証券取引所に規則に従って返済期限や品貸料が決められている制度信用取引と、証券会社が返済期限などのルールを自由に決められる一般信用取引の2種類があります。

売り残が多い銘柄ほど買い戻しのパワーがある

貸借銘柄でカラ売りを行った場合には、6カ月以内に反対売買などで決済しなければなりません。つまり、売り残が多い銘柄ほど、将来的に買い戻されるパワーが溜まっていることになります。ただし、必ず上昇するというわけではありません。制度信用取引における買い残や売り残は、日本証券金融のウェブサイトなどで確認することができます。【お金の単語帳】