NISA・クレカ積立を始めたい

「使っていたはずの1万円はNISAへ」25歳主婦が発見、無駄遣いを劇的に減らしたお金の習慣【読者体験談】

2025/12/19 17:20

前編では、25歳の主婦である森高唯さん(仮名)が「安さだけを追求する節約」から「リセールバリューを意識した買い物」へと考え方を転換し、実質コストを抑えながら生活の質を上げる工夫をしていることをお伝えしました。 後編では、森高さんが家計改善のために取り組んでいる「週末の過ごし方」の見直しや「ポイント運用」について聞きま

前編では、25歳の主婦である森高唯さん(仮名)が「安さだけを追求する節約」から「リセールバリューを意識した買い物」へと考え方を転換し、実質コストを抑えながら生活の質を上げる工夫をしていることをお伝えしました。

後編では、森高さんが家計改善のために取り組んでいる「週末の過ごし方」の見直しや「ポイント運用」について聞きました。

●前編:数回の洗濯でヨレヨレのTシャツ、3日で壊れる100均玩具…安さの罠に気付いた25歳主婦、見つけた新しい判断基準

週末ショッピングモール習慣の落とし穴

次に、週末の過ごし方も見直しました。以前は「とりあえずショッピングモール」が定番でしたが、これこそが家計のブラックホールでした。

涼しい館内を歩けば、新作の服が欲しくなり、フードコートでのランチやカフェ代、そして子供にねだられるガチャガチャ……。気づけば財布からお札が消え、手元に残るのは「なんとなく使ってしまった」という罪悪感だけ。一度の外出で簡単に数万円が飛んでいました。

そこで現在は、「週末はお弁当を持って大きな公園へ」を徹底しています。初期費用ゼロ、かかるのはお弁当の材料費とお茶代だけ。子供はモールの中を歩き回るより、太陽の下で走り回るほうが遥かに楽しそうですし、私たち親も「買わなきゃ」という誘惑から解放されてストレスフリーです。

そして、ここで浮いた「モールに行っていたら使っていたはずの1万円」は、なかったことにはしません。そのままNISAへ即入金します。

「今、美味しいランチを我慢する」と思うと辛いですが、「この1万円を年利数%で15年間運用すれば、息子の大学入学時には心強い武器になる」と変換して考えるのです。現在の快楽を、未来の安心に変換する。この思考法が定着してからは、無駄遣いが劇的に減りました。

ポイントは「消費」ではなく「投資」に

さらに、ポイントとの付き合い方も変えました。日々の支払いはすべて「楽天経済圏」に集約していますが、ここでもルールがあります。貯まったポイントを支払いに充当したり、お菓子を買ったりすることには使いません。ポイントはすべて「ポイント運用」に回しています。

今はビットコイン連動型や、米国株インデックス連動型のポイント運用サービスが充実しています。手出しの現金で投資をするのは怖くても、元手がポイントならリスクを取れます。「ポイントが増えたり減ったりする」経験を通じて、私は投資の感覚を養うことができました。

今では「お菓子を買って消費するより、運用して増やしたい」という欲求のほうが勝っています。スマホ1つでできる小さな投資ですが、「お金(ポイント)に働いてもらう」という感覚を20代のうちに肌で感じられたことは、大きな財産です。

インフレがお金の使い方を見直す機会に

物価高は確かに家計を圧迫しますが、見方を変えれば「今までのお金の使い方で本当に正しかったのか?」を問い直す良い機会だったとも言えます。

「安さ」だけに飛びつく思考停止をやめ、モノの価値や将来のリターンを真剣に考えるようになった今の私は、インフレ前よりも少しだけ賢く、強くなれた気がします。25歳、主婦。守るべき家族がいるからこそ、これからもスマホと金融知識を武器に、しなやかにこの時代をサバイブしていきたいと思います。

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森高さんの話からは、「節約=我慢」という旧来の考え方ではなく、「家計=小さな企業経営」という新しい視点が浮かび上がってきました。初期投資と長期的コスト、リセールバリュー、資産形成——これらの言葉は企業の財務戦略でよく使われるものですが、家計管理にもそのまま適用できることがわかります。インフレ時代だからこそ、お金の使い方を根本から見直す好機かもしれません。

Finasee マネーの人間ドラマ 読者体験談セレクト班

「一億総資産形成時代、選択肢の多い老後を皆様に」をミッションに掲げるwebメディア。40~50代の資産形成層を主なターゲットとし、多様化し、深化する資産形成・管理ニーズに合わせた記事を制作・編集している。