「マネーサプライ」民間で流通する通貨の供給量を表す指標

2021/12/09 12:00

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マネーサプライ(Money Supply)とは、国や銀行以外の民間部門が保有する通貨残高、いわゆる通貨供給量で、景気、物価の動向やその先行きを判断するための指標の一つです。日本銀行が統計を取って毎月公表していますが、2008年6月以降は「マネーサプライ統計」から「マネーストック統計」という名称に変わりました。 景気がい

マネーサプライ(Money Supply)とは、国や銀行以外の民間部門が保有する通貨残高、いわゆる通貨供給量で、景気、物価の動向やその先行きを判断するための指標の一つです。日本銀行が統計を取って毎月公表していますが、2008年6月以降は「マネーサプライ統計」から「マネーストック統計」という名称に変わりました。

景気がいいと増え、不況になると減る傾向

現金通貨などの市中に流通する通貨量を指し、対象となる金融商品の範囲や預入先の金融機関などにより、M1、M2、M3、広義流動性の4つの指標から構成されています。一般的には、景気がいいと企業が積極的な設備投資が行うために銀行からお金を借りるので、銀行からお金が流れて市中の通貨量は増え、逆に不況になると減ることになります。【お金の単語帳】