「社外取締役」社外から就任して経営をチェックする取締役

2021/12/09 12:00

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社外取締役とは、社外から就任した取締役を指します。現在も過去にもその会社や子会社、経営陣などとの間に利害関係を持たない有能な人材を起用することにより、一歩引いた外部の視点から企業経営を中立的にチェックすることができます。社内のしがらみや利害関係にとらわれず、経営を監視したり、企業風土に新風を吹き込んだりすることができる

社外取締役とは、社外から就任した取締役を指します。現在も過去にもその会社や子会社、経営陣などとの間に利害関係を持たない有能な人材を起用することにより、一歩引いた外部の視点から企業経営を中立的にチェックすることができます。社内のしがらみや利害関係にとらわれず、経営を監視したり、企業風土に新風を吹き込んだりすることができるというメリットがあります。

チェック機能でコーポレートガバナンスを強化

もともと1970年代に米国でコーポレートガバナンス(企業統治)を強化する目的で導入され、一定の成果をあげています。日本では社内から取締役に昇格するケースがほとんどですが、それでは経営に対するチェック機能が働きづらいため、社外取締役の導入が広がっています。他社の経営者や弁護士のほか、タレントやスポーツ選手などの著名人が就任するケースも増えています。【お金の単語帳】