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全国主要52都市「貯蓄額」ランキング、2位、3位に食い込んだのは「首都圏」でも「大阪」「名古屋」でもない!?

2026/02/28 12:00

貯蓄額1位は3000万円超! 各地域の貯蓄額はどこでわかるのか。今回は総務省が2025年5月に公表した家計調査(貯蓄・負債編)を参考とした。そのなかで全国の県庁所在地および政令指定都市(全52都市)の二人以上世帯の貯蓄額をもとに編集部がランキングを作成した。貯蓄額には預貯金以外にも掛け捨てを除く生命保険・積立型損害保

貯蓄額1位は3000万円超!

各地域の貯蓄額はどこでわかるのか。今回は総務省が2025年5月に公表した家計調査(貯蓄・負債編)を参考とした。そのなかで全国の県庁所在地および政令指定都市(全52都市)の二人以上世帯の貯蓄額をもとに編集部がランキングを作成した。貯蓄額には預貯金以外にも掛け捨てを除く生命保険・積立型損害保険、株や投資信託国債といった有価証券も含まれ、逆に持ち家など不動産は対象外である。みなさんが住んでいる地域は何位なのかチェックしてみてほしい。

全国「貯蓄額」ランキング(全国主要52都市)

1位  東京都区部 3019万円
2位  奈良市 2923万円
3位  大津市 2797万円
4位  さいたま市 2601万円
5位  横浜市 2575万円
6位  千葉市 2551万円
7位  名古屋市 2523万円
8位  川崎市 2381万円
9位  堺市 2371万円
10位 神戸市 2152万円
11位 相模原市 2105万円
12位 水戸市 2103万円
13位 岡山市 2081万円
14位 京都市 2079万円
15位 福岡市 2041万円
16位 宇都宮市 2024万円
17位 浜松市 2021万円
18位 熊本市 1987万円
19位 富山市 1977万円
20位 和歌山市 1970万円
21位 津市 1964万円
22位 岐阜市 1873万円
23位 前橋市 1853万円
24位 高松市 1847万円
25位 長野市 1831万円
26位 山口市 1800万円

出所:総務省「家計調査(貯蓄・負債編)」(2025年5月公表)よりFinasee編集部作成

県庁所在地および政令指定都市の貯蓄額ランキング。最初に1位から26位までを見ていこう。

調査結果によれば1位は東京都区部(3019万円)で唯一の3000万円超え。23区で約973万人(2025年)の人口を抱える日本最大の都市。大企業の本社や海外企業の日本拠点が集中し、経営者や役職者といった高所得者が多いことも背景の一つにあるのかもしれない。

このまま大都市が続くのかと思いきや2位は奈良市(2923万円)、3位は大津市(2797万円)という意外な顔ぶれ。奈良市は710年に都である平城京がつくられ、東大寺や興福寺など世界遺産も多い歴史的な都市。奈良公園の鹿でも有名だ。2025年の人口は約34万人で、大阪の中心部には電車で1時間程度の距離である。

3位の大津市は滋賀県の県庁所在地。琵琶湖の南西に位置し、電車で10分程度と京都市とはかなり近い。667年には天智天皇が都として大津京をつくり、世界遺産の比叡山延暦寺があるなど、歴史の長さでは奈良市と似ている。2025年の人口は奈良市とほぼ同じ約34万人で、こちらも大都市という感じではない。

関西圏の都心である大阪市は28位、京都市も14位にとどまることから、奈良市と大津市の独自性が際立つ。貯蓄を美徳とする文化的な背景でもあるのだろうか。4位以降はさいたま市(4位、2601万円)、横浜市(5位、2575万円)、千葉市(6位、2551万円)など再び首都圏の大都市が続いた。

最下位はトップの3分の1

続いて27位から52位を見ていこう。

全国「貯蓄額」ランキング(全国主要52都市)

27位 徳島市 1792万円
28位 大阪市 1786万円
29位 北九州市 1780万円
30位 甲府市 1778万円
31位 福井市 1749万円
32位 新潟市 1733万円
33位 静岡市 1717万円
34位 山形市 1705万円
35位 鳥取市 1696万円
36位 仙台市 1689万円
37位 金沢市 1671万円
38位 広島市 1644万円
39位 盛岡市 1613万円
40位 福島市 1505万円
41位 松江市 1503万円
42位 鹿児島市 1486万円
43位 宮崎市 1481万円
44位 大分市 1408万円
45位 長崎市 1399万円
46位 札幌市 1350万円
47位 秋田市 1328万円
48位 松山市 1297万円
49位 佐賀市 1219万円
50位 高知市 1210万円
51位 那覇市 1200万円
52位 青森市 999万円

出所:総務省「家計調査(貯蓄・負債編)」(2025年5月公表)よりFinasee編集部作成

貯蓄額ランキングの27位から52位はどうだろうか。こちらは下から見ていこう。52位は青森市(999万円)。52都市のうち唯一の1000万円割れで、トップである東京都区部が3019万円だったことを考えると2000万円以上の差がついている計算だ。青森市は全国の県庁所在地ではトップの豪雪地帯だ。2026年2月6日現在も120日間の累積降雪量は566センチで、2位の札幌市(397センチ)を160センチ以上も上回る。

51位は打って変わり南国沖縄県の那覇市(1200万円)。こちらは全国の県庁所在地では最も温暖で、2026年2月6日現在の過去5日間の平均気温は17.7度。2位の鹿児島市(9.6度)より8度以上も高く真冬でも暖かい。

大都市は貯蓄額が多いイメージを持つ人もいるだろうが、46位に札幌市(1350万円)が入る。人口は2025年で約195万人と名古屋市に次いで全国5番目に大きい都市だ。

また関西圏の都心である大阪市(1786万円)も28位と同地域では最も順位が低い。首都圏が東京都区部をトップに周辺の市が上位に続くのとは対照的である。

100万都市が20位以下の波乱も!?

全国の県庁所在地・政令指定都市の貯蓄額ランキング(全52都市)。1位は東京都区部(3019万円)、最下位は青森県(999万円)だった。上位には奈良市や大津市といった30万人台の都市も入る一方で、100万都市である大阪市や札幌市が20位以降になるなど波乱もあった。

日本人が財産としてイメージするものに持ち家などの不動産がある。今回参考とした調査結果では貯蓄の集計対象外となっているが、不動産も含めるとランキングも大きく変わってくるのかもしれない。「あの大都市」がまさかの結果に?

●年収についての地域差は? 中編「全国主要52都市『年収』ランキング、トップとの差は300万円以上? 『あの大都市』がまさかの40位以下?」で詳報する。

調査概要 調査名:「家計調査(貯蓄・負債編)」 調査主体:総務省 公表:2025年5月

Finasee編集部

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