え、あの有名店も?東京から消えたスーパー3選

2021/12/11 10:30

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いつも通っているスーパーが閉店したり、名前が変わったりしてしまうと少し寂しい気持ちになりますよね。しかし、知らないうちに名前を消しているスーパーもあるようです。今回の記事では、東京から消えたスーパーを紹介します。東京から消えたスーパー1:ジャスコジャスコはイオングループが展開していたスーパーです。"Japan

いつも通っているスーパーが閉店したり、名前が変わったりしてしまうと少し寂しい気持ちになりますよね。しかし、知らないうちに名前を消しているスーパーもあるようです。今回の記事では、東京から消えたスーパーを紹介します。

東京から消えたスーパー1:ジャスコ

ジャスコはイオングループが展開していたスーパーです。"Japan United Stores Company"の頭文字をとりジャスコ(JUSCO)という名称になりました。1970年に営業を開始してから30年あまり展開していましたが、2001年には商号を変更してイオン株式会社になりました。

東京から消えたスーパー2:サティ

サティはマイカルが運営していた総合スーパーと百貨店の中間的な位置付けのスーパーでした。"Select Any Time for Yourself"の頭文字をとってサティ(SATY)と名付けられたと言われています。

1984年に一号店を奈良に出店してから、ピーク時には200店舗にまで増えました。しかし、2001年のマイカル破綻によりイオングループにより買収されたのです。2011年にイオングループのジャスコと統合することが決まり、サティの名称は消えることになりました。

東京から消えたスーパー3:カルフール

カルフールは、フランス本社のスーパーです。2000年に日本進出しましたが、2005年には業績悪化を理由にイオンに日本法人を売却、早々に撤退しました。イオンへ売却後も5年間はカルフールという名前で営業していましたが、2010年には完全に消滅しました。ブラジル・ルーマニア・台湾などでは、その地に根付いているケースもありますが、日本には馴染めなかったようです。

一強のイオン

その他にもつるかめランド、ポロロッカ、忠実屋、セイフーなどのスーパーが東京から姿を消しました。これらのほとんどが大手スーパーに買収されています。日本のスーパーは、吸収合併を繰り返すイオンが一強の状態になっており、他スーパーが競争していくのが非常に困難になっています。つるかめランドもイオンの傘下となり、マックスバリューエクスプレスとなりました。

地方スーパーを飲み込む巨大資本

現在の日本では、巨大資本のスーパーが優勢です。仕入力がある巨大資本のスーパーが近くにできると、仲卸業者などを経由せずに仕入れが可能となるため、仕入れ面でも圧倒的に有利になります。結果、中小のスーパーは太刀打ちできない状況になってしまうのです。あなたの思い出のスーパーはまだ存在しているでしょうか。

文・勝目麻希