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非認知能力と認知能力は切り離せない|MY SCHOOLが重視する『生きる力』

2021/12/22 18:30

前回は、子育てするにあたり知っておきたい「認知能力」と「非認知能力」についてお話ししました。それぞれが重要であるだけでなく、両方併せて伸ばすことが大切なのですが、今回はそのお話をしていきます。 続)生きる力とは、認知能力と非認知能力の掛け算 非認知能力と認知能力は切り離せない 認知能力と非認知

前回は、子育てするにあたり知っておきたい「認知能力」と「非認知能力」についてお話ししました。
それぞれが重要であるだけでなく、両方併せて伸ばすことが大切なのですが、今回はそのお話をしていきます。

続)生きる力とは、認知能力と非認知能力の掛け算

非認知能力と認知能力は切り離せない

認知能力と非認知能力がどんなもので、両方とも重要であるという事については前回お話しした通りです。
・前回リンクはこちら

さてここで、
「人間力みたいなものを強くするには
非認知能力を集中的に鍛えればいいの?」と
考えてしまう所ですが、
認知能力をないがしろにしていいという訳ではないのです。
なぜなら、非認知能力は認知能力を下支えにして成り立っていて
相関関係があるからです。

例えば前回のお話しで一例として挙げた
「計画性と遂行力」について言えば、

  • たくさんあるタスクを分類
  • 重要度や優先度・難易度を判断
  • 最後まで遂行するためにはどういう工夫が必要か

などを考えなければいけませんよね。

そこには必ず「言語化」「計算・比較・推理・時間測定」などの過程があります。
これらは認知能力無しには成り立たないものです。

非認知能力には認知能力的要素が含まれており、
この2つは完全に切り離して別のものとして考えることはできないのです。
その上で、「粘り強く取り組み続ける力」だとか
「諦めない・めげない心」
「人に頼れるコミュニケーション能力」といった
非認知能力も必要になってくる
という訳です。

生きる力とは、認知能力と非認知能力の掛け算

ここ数年で非認知能力という言葉が取り沙汰され、
早期教育に重要なものとして大変注目を浴びています。

しかし、改めて考えてみると、社会で活躍している著名人や
過去の偉人たちにも共通して見受けられるような
「努力し続ける力」や「ひらめく力」「忍耐力」
「ポジティブシンキング」「折れない心」といった
「数字では表しきれない、総合的・精神的な人間力のようなもの」
人より突出している事は経験上で腹落ちできますよね。

ある分野で何かを成し遂げるためには
基本的な知識を理解・記憶し応用する、というような
土台となる認知能力が必要とされる部分があり、
そこから今までにない発想を生み出していったり、
諦めずに繰り返し挑戦し続けたりするような
非認知能力が必要とされる部分の両方があります。

先程の繰り返しになりますが、このふたつは切り離すことのできないものです。
どちらが欠けても、またどちらか片方だけ伸ばそうとしてもバランスが悪くなる、
相互に影響し合う相関関係があるものなのです。

つまり、総合的な人間力を育てていくためには、
認知能力と非認知能力を掛け算して高め合っていくイメージなのです

私たちMY SCHOOLでは、この人間力のことを分かりやすく
『生きる力』と呼んでいます。

次回からはこの「生きる力」を伸ばすための、具体的なカリキュラムについて簡単にご紹介していきます。
私たちが「経済・金融教育が、生きる力を伸ばすのに効果的」と提唱する理由についてもお話ししていきますので、更新をお待ち下さい。

このように一例として挙げるだけでも、たくさんの認知能力と非認知能力があるとされています。
それぞれに相関関係があり、双方が高め合う事で人間的な「生きる力」が伸びるのです。
次回はこの「認知能力」と「非認知能力」は両方とも重要なのだというお話を更にしていきたいと思います。更新をお待ち下さい。


(主な参考文献)
「臨床心理学」丹野義彦・石垣琢磨・毛利伊吹・佐々木淳・杉山明子/有斐閣
「非認知能力 概念・測定と教育の可能性」小塩真司編著/北大路書房
「いちばんよくわかる図解臨床心理学」加賀谷崇文/成美堂出版
「臨床発達心理学の基礎」山崎晃・藤崎春代 編著/ミネルヴァ書房
「やりぬく力 GRIT」Angela Lee Duckworth/ダイヤモンド社
「子どもの自尊感情と家族」汐見稔幸/金子書房
「天才は学校で育たない」汐見稔幸/ポプラ新書
「子どもの宇宙」河合隼雄/岩波新書
「モンテッソーリ教育で子どもの本当の力を引き出す」藤崎達弘/三笠書房
「ブリタニカ国際大百科事典」

(2021年12月15日公開記事)