コンセントの位置が遠い、差し込み口が足りないといった場合に重宝する延長コード(テーブルタップ)。ふだん何気なく使っていますが、誤った使い方をしていると思わぬ危険につながることもあります。
今回は、延長コードを使用する際にやってはいけないことを5つ紹介します。
延長コードを束ねたり折り曲げたりして使っている
延長コードを束ねたり折り曲げたり、コードリールで巻いたりして使っていると、大きな電流が流れたときに発火の恐れがありとても危険です。延長コードをまとめることで熱が放出されにくくなるのが発火の原因。束ねる必要のない適切な長さのものを使いましょう。
たこ足配線
タコ足配線にして延長コードの容量を超えてしまうと、熱がこもって出火する危険があります。延長コードに記載された電気容量を確認し、使用する家電を決めてくださいね。
家具の下敷きになっている
延長コードが家具の下敷きになっていたりドアに挟まれたりしていると、コードがどんどん傷んでいきます。知らず知らずのうちに劣化し、やがて断線したり発火したりすることも。ですから、延長コードの上に重いモノを置くのは絶対にやめましょう。
古い延長コードを使い続ける
延長コードの寿命は約5年といわれています。古いものを長時間使っていると、発熱してプラグが溶けたり、コードがショートしてしまったりするかもしれません。見た目は何ともなくても中は傷んでいる可能性もありますから、寿命を過ぎたら買い替えを検討しましょう。
ホコリが溜まっているのに掃除しない
ホコリだらけの延長コードはトラッキング現象を招く恐れがあります。水気のあるものを周辺に置くのも同様に危険です。延長コードはできるだけホコリが溜まりにくく、水気のない場所に設置しましょう。こまめに掃除することも大切です。
延長コードは正しく利用し、危険を回避しよう
延長コードの間違った使い方は火災の原因にもなってしまいます。危険を回避するためにも、ご紹介したようなNG行為は避け、正しく利用してくださいね。
文・藤野こと(ライター)
(2021年12月17日公開記事)