配当控除とは、国内株式等の配当等に対して総合課税制度を利用した場合、確定申告により税額の控除が適用されることです。

配当控除は、総合課税を選択し確定申告が必須

通常、国内株式等の配当は企業があげた利益に対して法人税を納税した後の金額を配当金として株主に分配されます。株主に配当金として支払われる際に、更に所得税などが源泉徴収されるため、法人税と所得税の二重課税負担となっています。この二重課税になっている源泉徴収分の所得税額が確定申告により控除されます 。

対象となるのは、日本国内に本社をおく企業からの剰余金や利益の配当、剰余金や金銭の分配、証券投資信託の収益の分配などです。外国法人からの配当等は、対象ではありません。

配当控除を受けるためには、総合課税を選択し確定申告が必要です。総合課税は、総所得が多い人は税率が高くなるため不利な場合もありますので注意が必要です。【お金の単語帳】